「戦争が犯罪であるというなら、いま朝鮮で戦っている将軍をはじめ、トルーマン、スターリン、
李承晩、金日成、毛沢東にいたるまで、戦争犯罪人として裁くべきである。
戦争が犯罪でないというなら、なぜ日本とドイツの指導者のみを裁いたのか。
勝ったがゆえに正義で、負けたがゆえに罪悪であるというなら、
もはやそこには正義も法律も真理もない。力による暴力の優劣だけがすべてを決定する社会に、
信頼も平和もあろう筈がない。われわれは何よりもまず、この失われた《法の真理》を奪い返さねばならぬ。」


ラダ・ビノード・パール博士