日露戦争は、極東における南下政策を押し進めるロシア帝国と、朝鮮半島を国土防衛上の生命線と位置
づける日本が戦った戦争です。
当時、ヨーロッパで、最大の軍事力を誇るロシアは、さすがに強く、日本は、多大な犠牲を払い、陸軍
の攻撃により、やっとの思いで、旅順等、ロシアの拠点を攻め落としたのです。しかし、日本側は、期間
19ヶ月、戦費17億円（ほとんどは国債による借金）、総兵力109万人（常備兵力20万人）、戦死傷者38万
人の損失に達しました。
さすがに、兵力を消耗し、国家予算の７年分の戦費を使い切り、既に、日本には、戦争を続ける
体力は、残っていませんでした。しかし、ロシア側は、まだまだ、余力が残っており、再度、極東を奪い
かえすべく、さらなる陸軍の増強を準備していました。
そういう背景での、日本海海戦！！日本は、この戦いに全てをかけ、勝った上で、米国の仲裁
を求める計画だったのです！！負けることのできない、背水の陣！！それが、日本海海戦です！！
さて、ここまでなら、日本の皆様なら、誰でもご存知の話です！！ おいらも、日本単独の力で、当時まだ、列強に数えられていなかった、アジアの小国、日本が、 ヨーロッパ最大の列強ロシアに戦いをいどみ、必死の思いで、旅順等を制圧し、 最後は、日本海海戦で、ヨーロッパ最強のバルチック艦隊を打ち破ったのだと思っていました！！
しかし、今年の春、ベトナムのホーチミンへ訪れ、いろいろなベトナム人と話をした時、驚いた のです！！この、日露戦争、さらには、日本海海戦の事をベトナム人は、知っていました！！ しかも、当時、ロシアのバルチック艦隊は、フランスの植民地であったベトナムで、燃料補給を 受け、対馬海峡へ向かったようなのです！！ その時、ベトナム人は、日本の味方をしてくれたというのです！！
大激戦であった、２０３高地の戦い
当時の軍艦は、石炭を燃料としていました。ですから、航行中、石炭の補給は、欠かせません。 ロシアは、日本と同盟国であったイギリスの植民地インドでの補給を受けることができず、 フランス領であったベトナムに立ち寄ったのです！！ 当時のベトナム人は、日本人に感心していました！！白人ではない、同胞のアジア人である 日本が、列強のロシアと、真っ向から戦っている！！しかも、激しい戦闘のうえ、ロシアの陸軍を 打ち破り、旅順等のロシアの拠点を制圧しているというニュースを知り、驚きました！！ そして、日本のために、ベトナム人は、ロシアの軍艦へ泥炭を混ぜて、積み込んだのでした！ ロシアの軍艦は、その事実を知らず、ベトナムを出航し、対馬海峡へと向かったのです！！
日本海軍の「Ｔ字戦法」、「東郷ターン」という見事な戦法で、ロシア海軍を壊滅させたことは、 事実だと思います。 でも、ロシアの軍艦は、質の悪い泥炭を燃やし、機関にトラブルが生じたり、スピードが、充分 出なかったため、本来の軍艦の力を１００％出すことができなかったのも、事実のようです！！ ベトナム人の友情が、日本海軍の味方となったのです！！ もしかして・・・、もしかしたら・・・、ベトナム人が、泥炭をロシアの軍艦に積み込んで くれなかったら！！日本は、ロシアに負けて植民地化されていたかもしれません！！ そしたら、アシアは、今でも、欧米の植民地が続いていたのでしょうか？？？？？ ベトナムの人々よ！！ありがとう！！
ベトナム人民は、アジアの小国、日本が、堂々と、列強のロシアと戦っている姿に、感動し、 勇気づけられました！！ 現在、中国や韓国は、アジアの全ての国々が、反日になっていると宣伝していますが、そんなことは ありません！！ベトナムは、昔も今でも、親日です！！ そして、日本人を尊敬してくれています！！ 日本の敗戦後、ベトナムの独立に、命をかけて、力を貸した日本人が大勢いました！！ 今、北朝鮮により、アジアの平和に暗雲が、かかってきています！！ ベトナムをはじめ、アジアの人達と、協力して、なんとか、アジアの平和を維持していきたいものです！！
http://blogs.yahoo.co.jp/masamasa119269/43148711.html