またひとり夜中に眼が覚めても | スギモト ダイキノ ブログ

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自分の
居る場所が
自分の
居場所になれ。

白黒ウサギのアレンの

その震えた小さなマグカップが

長い長い帰り道で雨にさらされて

こぼさないようにと小走りで

なみなみと注がれた悲しみや虚しさに気を付けて

ようやっと家に辿り着いたところで

最後の一滴の要らない言葉をつい落として溢れさせたのは

茶色いウサギのエリオット。

煉瓦の家で帰りを待っていた君もまた

なみなみと注がれたマグカップをいくつも隠していた。

君にコーヒーをいれよう。

一緒に眠れなくなろう。

そう言って一緒に有り余るお湯を温めた。

 

 

 

 

 

太陽の光は八分二十秒かけて地球に届くらしい。

 

 

少し前に描き上げた物語の編集が終わったそうで、

絵が動くようになり、想像していた以上の仕上がりにしていただきました。

僕と同じ名前の、杉本戦車さんというアーティストの音楽にストーリーを添えました。

 

 

壊れて捨てられた手品師ロボットを助けた少女。

そこに空から降りてきた魔法使い達。

言葉のない短い物語。

誰かに関わる作品はいつも緊張して肩に力が入ってしまうけど

どうぞご覧ください。

 

 

最近描いたのは遠い未来のロボットの物語。

一番置きたかったのは「せめてあと一週間、」のセリフ。

 

 

お元気ですか。

遠くから時々覗いていると信じて

しばらく会えない友達や昔の仲間たちに

僕はそれなりに元気です。という一方通信。

 

怪物と戦う者の顔もまた怪物のようにならぬようにとは

聞き慣れ過ぎた言葉だけど

近頃の僕たちは一体何と戦っているのでしょうな。

ともあれ

人間でも怪物でも

あなたがあなたであるようにと願う近頃です。