眠りの呪文に駆り出され数えられる時も
かつては一人で複数のふりをして
何人分も跳んだけれど
なんだか疲れて飽きてしまって
逆に自分が眠ることにしたのでした。
チェルシーは、底抜けに明るい夢を見ました。
◆
夜行バスの中は、
なんだか死んだような、夢の中のような
あるいは生まれるような変な気持ちになる。
知らない40人ぐらいが同じ箱の中へ誘導され、
外の景色も明るさもカーテンで遮られて
どれぐらい進んでるのかわからないままただ
やがて止まる時を待っていた。
ゴールだと思って辿り着いた休憩所は
なにも文脈の分からないほど唐突な風景で、
また箱の中へ、繰り返し、それから朝に着く。
そして僕は生きてる訳だけども。
帰省は、行く時も戻る時も帰ると言う。
どこにいてもどこかに帰りたいと思うし
あるいはどこにも帰りたくないと思うし
どこにいたってそこに自分がいるから、
とにかくそれでいい。
幸い、美しい景色は見つけられる。
久しぶりに会った友達と、
気付けば半日話をしていて
会えて良かった人間が、どこかにいるんだ
そう思って暮らすのは頼もしい。
ファミレスの注文が頼んだのと違ったけど楽しい。ドリアはミラノ風じゃなくて野菜の…まあいいか。
またな。
リアルやネットに関係なくいろんな繋がりがある。
ありがとう。ありがとうじゃ足りない。
今年もよろしくお願いします。