過去の話をしようと思う。
それにつづく、今と、これからのことも。
私は、短大を卒業して
あこがれの映像業界に就職した。
なりたかった仕事だから、がむしゃらにがんばった。
だけど、元来の雑さもあって落ちこぼれだった。
自業自得だから、そのあたりは迷惑かけたし非常に反省してる。
いまでも、あの頃の上司や先輩、後輩には土下座したいとおもってる。
まぁ、マスコミ業界は思った通りハードだった。
でも、たのしかったしあんまり自分の事は顧みなかった。
そのうち、心も体もガッツリ壊して、大好きだった仕事を辞める事になった。
半分クビだった。
この時点で、私の夢はツイエタ。
だから、その後は特に目標はなく日々ただ生きるだけになった。
とりあえず、仕事した。
でもまぁ、壊した体も心もちゃんと直さなかったから結局どれもこれも
うまくいかなくて、全部中途半端に終わった。
最後の就職先の取締役に
ちゃんと、体をなおしてリスタートするように説得されて
意地でしがみついていた東京から撤退し、実家に帰る事にした。
ここでまた、私の何かがツイエマシタ。
体を治す事以外とくになんの目標も先も見えないまま
実家で過ごしている間は、とても辛かった。
ほんとに辛かったので、
半ば強引に病院から、就職可能の診断書をもらって
シュウカツ開始。
ラッキーな事に仕事がトントンと見つかった。
昔から、仕事にありつく事に関しては私はかなりの強運があると思う。
でも、ほんとうにこれは、ラッキーだった。
私は、信頼できて愛する友人たちと出会えた。
先が見えないままだった人生にも潤いができたとおもう。
そして、そんな愛すべき友人の一人、彼女とのしばしの別れ。
わりとどんな目にあっても、何となくやり過ごしてきた
私のへっぽこ人生の中で、なによりも、どんなことよりも辛い。
辛いって表現が正しいのかさえよくわからない。
デカすぎて、なにがなんだかよくわからなかったというのが本音だ。
後悔も、自責の念も、悲しみも、なにもかも、怒濤のように渦巻いて
それが、ブラックホールみたくなって、逆に無音状態というか。
いろんな事がツイエタ人生で、これほど心からなにかがツイエテしまった事はない。
私の、人生の3度目の消失だ。
たぶん、これは一生うまらない。
埋める気はない。
この穴は、あっちにいって彼女にまたあったら埋めてもらおうとおもう。
でも、この穴は、箱にしまえる。
なんかこう、宝箱みたいな鍵付きの箱に。
この箱にこうして収める事ができたのは
かわらずそばにいてくれる友達と、あのカードのおかげだ。
(ほんとに、占いなんて気休めのお遊びで、ただの偶然、とは思いつつ。)
ありがとう、と言いたいのは、私の方なのだ。
私は、こっちに帰ってきて、先も見えずとりあえずただ生きていて。
私が、こっちで心からたのしくてがんばってこうと思えたのは
君たちが友達になってくれたからです。
そして、今も箱を心におさめて歩いていけるのも、君たちのおかげなのです。
さて、私が一日に歩いている数千歩。
たったそれだけだけど、まぁ、いつかはあの子のまってるエメラルドの都にたどり着くだろう。
だから、たかが一日数千歩、君たちと一緒に歩いていこうと思うわけだ。
だから、まぁ、ありがとう、野生のカモシカ。
