わたしは虚栄心が強い。

ひとからどう見られるか気にする。




虚栄心…

自分を大きく見せようと、見栄を張る心のこと




幼稚園のお迎えで、苦手な立ち話。


ママ友さんたちの上の子たち、

隣校区の小学校は、行事の説明会だったらしい。


「とりあえずジャケット着て行ったわ〜」

「なに着ていくか迷うよね〜!」






いつもスタジャンを着てくる保護者がいるそうだ。

その人は今日もスタジャン。



おかしいよね〜!

おしゃれだと思ってんのかな?

何種類も持ってて、ちょっとアレよね〜!

てか説明会にそれは無い〜。

個性派なの?笑




いつも若者みたいな流行のスタイルの保護者もいるらしく、


ヘソ出てたよ〜

え〜?目立ちたいんかな?笑

変わってるよね〜

似合ってると思ってんのかな?





わたしは、スタジャンもヘソ出しも実物を見ていないが、

これらをのたまうママ友さんたちは、

100000歩ゆずって、おしゃれではない。

曰く、

「汚れてもいい服」だから、らしいが。




わたしは虚栄心が強いので、


◯首がヨレヨレで

◯おなかの肉がでーんと出たり

◯毛玉があったり

◯ブラジャーに背中の肉がはみ出たり

◯高校時代のすりきれたシャカパン



これらは汚れてもいいとか、お迎えだけだからとか、

たとえどんな理由であっても、

わたしだったらお天道様の下には出られない。




そんな彼女たちは、

こだわり趣味のスタジャンや、

流行を追いかけるスタイルの人が可笑しいらしい。





わたしだって、

いつもジャージなので他人のこと言えたもんじゃないが。笑



おしゃれの大前提は、清潔であることだ。

小汚いのは、どんなに張り込んでも小汚いが先に立つ。



車に興味はないが、何年も洗車してないフェラーリなんておしゃれじゃない。


家に興味ないけど、デザイナーズマンションだって草が伸び放題じゃ映えない。




自分が思うほど、他人は自分のことなんて見てないって言うけど、

いやいや、よく見てるし、すごい言う。



でも、

わたしは毛玉だらけの人間にどう思われようが、べつにどうでも良い。


むしろ、

そんだけ他人の身なりにモノが言えて可笑しがれるのに、自身の毛玉には目がいかないって事象の方が、よほど恐ろしい。



明日は我が身、

じぶんのことをちゃんと見つめてあげないといけない。