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五十路は人生半ばなり

2014年7月に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(アレルギー性肉芽腫性血管炎、チャーグ・ストラウス症候群)という難病を発症。
退院後4カ月でプレドニンの処方も0mgになり、現在はほぼ健康人と同じ生活。あたふたと再起のための仕事の準備を進めている。

3ヶ月に一度の外来。今回は血液検査・尿検査があったので病院に行ったが、コロナ禍のさなかとあって病院も物々しい。入り口で体温チェックは当たり前で、病院スタッフの多くがフェイスマスク着用、待合の椅子は一人置きにしか座れないように札が貼り付けてある。一人置きでも間隔は50cmほどしかなくて、座っている人が少ないのは感染予防の意識の表れで良いことなのかも知れない。

 

診察室は医師と患者の間に厚いビニールシートが下げられて、医師も患者も何かとやり難い。血液検査の結果は、好酸球が3.5%。プレドニン投与が無くなって十八ヶ月(一年半)でこの数値だから、とりあえず治ったと思いたい。いつかまた再燃の危険性をはらんでいたとしても、今のところは。

 

腎機能の数値が良くないのを医師が気にしていて、どこか「おかしなところ」がないか色々と聞いてくれる。思い当たるところはないと答えると「じゃあ、このまま行きましょう」と。使用期限が過ぎてしまったシムビコート(万一のときの応急用)を追加してもらった以外は、以前と同じカルシウム補給の薬と気管支拡張剤、尿酸値抑制剤、コレステロールを下げる薬だけ。ただの高齢患者のようだ。

東京都が毎日発表しているが、まとめ方が解り難かったので年代別に集計してみた。できれば完治して退院した人の年代別集計も行いたかったが、東京都の発表では退院者には死亡退院も含むなどとわけの解らないことになっているので、実態が解らない。

 

東京都の年代別(男女別)新型コロナ感染者数

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10歳未満 4(男3・女1)

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10代 6(男3・女3)

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20代 51(男22・女29)

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30代 74(男47・女27)

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40代 89(男67・女22)

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50代 62(男42・女20)

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60代 54(男45・女9)

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70代 68(男50・女18)

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80代 20(男14・女6)

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90代 9(男6・女3)

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これだけ見ると「感染者は若い人に多い」という風評が、必ずしも正しくないことが解る。

3ヶ月に一度の外来。今回は血液検査無しなので、問診と聴診器、血圧、血中酸素濃度の測定と体重測定のみ。朝夕二回、欠かさずに付けている血圧の記録も異常なく、「もう高血圧は無いということです」と医師のお言葉。肺の音も問題ないし体調も良く、気になっているのは尿酸値と悪玉コレステロールの値だけだとのこと。「次回は血液検査をやりましょう」ということで診察を終えた。

 

プレドニンが再びゼロになってから早15ヶ月。嘘みたいに再燃の気配もなく、血液検査でも好酸球値は 3%前後。完治する病気だなどと思わないが、薬で抑えていなくても即座に再燃するという状態ではなくなっているようだ。ここまで改善するのは珍しいと言えるのではないかと思う。足先の痺れは変わらないが、さすがに慣れて苦にならない。妻と息子の優しさに癒されてるなとの思いは強い。

 

一年でもっとも寒いはずのシーズンが妙に暖かく、気も緩みがちだ。薬局の店頭にマスクが戻るのは、いつになることか。そろそろ備蓄も底を付いてきたので、早めに解決して欲しいものだ。