本日は曇天。これから雨模様のようです。

 

 さて、ちょっと前のことになりますが、先週の日曜日、アンチヒーローの最終回でした。

 

 期待にたがわず、実に実に面白かった。まさに画面にくぎ付けの1時間少々でした。

 

 パート2がもしかするとありそうな終わり方だったので、それを楽しみに待つことにします。

 

 

 いろいろな方が語り合っている番組です。多言無用!。と言うことで、個人的にグッと来たシーンでも。

 

 第7話だったか、瀬古判事(神野美鈴さん)と緑川検察官(木村佳乃さん)が裁判所の廊下で話し合う場面。問いかけを受けた瀬古判事が、そんなことを聞くはレディーに失礼ってな感じで、ウインクするのですが、これが実に似合わない。笑ってしまいました。こんなシーンをやったことのない女優さんなんだなあとその時は思たのですが、思い返してみると、その不自然な感じが要求された演技だったかも・・。脳裏に焼き付いています~。

 

 最終話のまたまた瀬古判事。弾劾裁判を受けることになり失意の中、緑川検察官からあこがれの人だったと告げられたあと、路上でお別れをするシーン。背を向けて緑川検察官から離れていく瀬古判事が、右手を上げて大きくバイバイのジェスチャーをします。顔は映りません。が、口惜しさとうれしさの入り混じった顔でぼろぼろに涙を流している・・かのように映ります。すごいなあ~。

 

 ドラマ後半で何度か出てきた、紫ノ宮弁護士と証拠隠蔽の罪で刑務所に入れられた紫ノ宮弁護士の実の父親との面会シーン。紫ノ宮弁護士、弁護士として話していつつも、感極まると、娘としても言葉がついあふれ出てしまう。見ていてつらかったのですが、それでも、親子っていいなあ~、と。紫ノ宮弁護士役の堀田真由さん、余計なものを表に出さないきれいな演技だったと思います。

 

 とっても面白いTVドラマでしたが、様々なシーンが丁寧に作り込まれていました。筋を追う楽しみとシーンを愛でる楽しみの二つを味わえたことに感謝!!。

 

 ちなみに、次回のTBS日曜劇場は視聴をお休みする予定です・・。汗・・。

 

 ■ 本日の1曲:Sentimental Journey    Jackie Mclean

 

 

 マイルス、ロリンズ、コルトレーンたちJAZZ界の大御所たちに混じると格落ち感がありありのジャッキーマクリーン。でも、彼の音楽の愛好家の数は大御所さんたちに、たぶん、負けません。音程がやや怪しい極めつけのレイジーな歌いっぷりのなかに垣間見える超のつくピュア―さ。アンチヒーロー、TVドラマで語られる意味とは全く違いますが、JAZZ界のアンチヒーローはジャッキーマクリーンではないかと・・。ちょっと、苦しいかなあ笑・・。