　8時の気温３度。いよいよ春めいた１日だった。

　山川方夫「最初の秋」を読む。自伝的な作品だが感覚が新しい。

　ぼくが読書している間、孫と息子とK子が庭に雪だるまを作る。胡桃の実の目、人参の鼻、木の枝の口。かわいくできた。

　息子は温泉へ行きたいようだったが、帰りが遅くなるのはよくないので断念。息子と孫は甲斐大和駅まで送ってやることにした。甲斐大和駅までは中央高速（長坂ー勝沼間）を利用して１時間。2時半に家を出た。高速を走っていると異音がする。昨日息子が車の左前輪の前の部分に垂れ下がっているカバー状のものを見つけたが、それが振動で揺れて音を出すようだ。とりあえず走れるが修理が必要だ。雪の影響だろうか、日曜の割には車が少ない。甲斐大和駅には３時17分到着。３時24分に乗る予定だったので充分間に合った。

　帰途は笛吹八代スマートICから韮崎まで高速を利用する。高速料金の節約するためと、走行中の異音が気持ち悪いのでなるべく下道を走りたかったのである。

　帰宅すると、雪だるまの人参の鼻や胡桃の目が落ちていた。気温が８度ぐらいまで上昇したのでは無理ない。

　毎度のことだが、孫の帰った後は生命力を吸い取られたようだ。

　夕食時から『リドリー〜退任警部補の事件簿』を観るが、K子は30分で寝てしまった。孫の相手を一番していたのだから無理もない。ぼくは第１話と第２話を観る。かなり早い段階で事件の真相がわかった。

　今週水曜日の八ヶ岳文化村文学講座第41回の教材幸田文「雛」の教材を構成する。眠たいし肩がこる。幸田文の校正が終わると、続いて林京子「雛人形」を始めたが、さすがにもう続けられなかった。明日は病院なのでいつもより早く寝よう。

雪だるまの鼻が落ちる。（Feb. 12, 2023）