朝8時、薄曇り、気温−2.5度。気温の上昇があまり見られず寒く感じられた。

　昨夜わが家の猫たちの非情な魔手から救ったヒヨドリはまだ段ボール箱のなかでいきていた。白いフンの跡がある。リンゴも食べたのではないか。

　午後とべるようならば放そうとウッドデッキに箱を出した。すると自ら箱から飛び立ったので、あっ！　飛べる！　よかった！　と思ったのも束の間、たちまち失速し、花壇に着地してしまった。ちょうどそのとき、モカが居間からウッドデッキに出てきたのであわててヒロドリを確保する。ひどくあばれて逃げまわることはなかった。ヒヨドリは頭がよいようだ。

　K子が鳥籠を見つけてきた。飛べるようになるかどうかわからないが、様子を見ながら飼ってみよう。

　読書は安東次男『花づとめ』と竹西寛子の芭蕉を読む。K子がフェルトで作った座布団やこのコースターの撮影。来月の文学講座のチラシを作成。前回のものよりだいぶ洗練されてきた。綿半へ野鳥用のヒマワリの種を買いに行く。明日の昼食用に鮭の切身、青物野菜を買う。

　K子が体調が悪いようで寝てしまったのでぼくが夕食を作る。

　夕食後、レイモンド・チャンドラー脚本の「青い戦慄」を観る。主役のハンサムな男優、どこかで見たことがあるなあと思っていたら「シェーン」のアラン・ラッドだった。チャンドラー脚本の映画の主人公にしては線が細く、ハンサム過ぎた。

追記　ヒヨドリはシロップを好むという。寝る前に、どのようにシロップを与えたらよいかわからないので、ボール紙を四角く切り、それにペットボトルの蓋を貼りつけて、中にシロップを垂らした。四角いボール紙に蓋を貼りつけたのは、ヒョドリが動いても蓋がひっくり返らないようにである。ところが２階のベッドルームに置いてある鳥籠を見に行くと、ヒヨドリは片方の翼を止まり木に引っ掛けるようにして死んでいた。

残念ながら飛べなかった。（Jan. 29, 2022）