微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

8月23日(金)

 9時20分起床。薄曇り。気温24度。体重74.8キロ。

 よく寝たがスッキリしない。

 一人だと食事もいい加減になる。コーヒーもインスタントにしたし、トーストを焼くのも目玉焼きも面倒でシリアルですませた。

 『枕草子』を10段読み、中原中也の散文や詩を読む。詩論や芸術論はわかりにくい。時代背景がわからないから。佐藤垢石「呉清源」などを読む。呉清源については坂口安吾なども書いていた。佐藤垢石は呉清源と親しかったようで、ぼくが2ヶ月に一度通院している富士見高原病院に入院していた呉清源を日中戦争の最中見舞っている。当時の高原病院の病院長は作家でもあった正木不如丘。

 不如丘の名前が出たので午後ウッドデッキで彼の「妙な巡査」をYouTubeの朗読で聞く。何度目だろうか。夜ベッドに入ってから流すのだが、まともに最後まで聞いたことがない。最後までというが最初の数分で寝入ってしまう。今日こそ最後まで聞こうとと思ったが、いつの間にか眠っていて、目覚めたのは朗読が終わる2、3分前だった。

 

 

 K子から(今日帰る予定だったが)明日帰りますとLINEが入る。

 庭のウイキョウ(フェンネル)がぼくの背ぐらいまで成長した。毎年キアゲハが卵を産みつけるので(卵を確認したことはないのだが)今年もそろそろ幼虫が見られるのではないかと見てみたら、何と少なくとも10頭が確認できた。いつも鳥か蜂にやられてしまうので明日K子が孫を連れ返ったら、飼育の準備をしよう。

 

 

 今夜は蒸す。夜になると居間の窓を閉めるのだが午後11時になっても網戸を閉めているだけである。

 

8月22日(木)

 7時40分起床。曇天。気温21.5度。体重75.4キロ。

 灰色の1日になりそうだ。空も灰色、山々も灰色の幕に閉ざされている。

 

 

 8時40分K子を小淵沢駅まで送る。小学1年生の孫の世話をするために八王子へ行くのである。両親が働いているので夏休みも学童である。少しのんびり過ごさせてやりたいらしい。

 長坂駅へ回り、図書館で火野葦平『河童ものがたり』を返却。支所で住民票を発行してもらう。コンビニでアイスクリームなどを買って帰る。

 

 

 図書館でも支所でも書類に名前や住所を書き込むのがいやだ。病気の影響でペンがしっかり握れないので何十年と描き慣れた名前も思うように書けない。代わりに書いてくれませんかとお願いしたくなるが、自分で書けるうちは自分で書いた方がよいだろうし、そうすべきだろう。幸いにも(不幸にもというべきか?)当たり前に老人と見られるので、こちらのすることを辛抱強く待ってくれるし、対応も親切丁寧だ。長坂のファミマの店員はとりわけ親切で安心して気持ちよくいつも買い物ができる。老人の比率が多い街中だからかも知れないが、他のコンビニの店員はいかにもマニュアルどおりの対応だ。

 

 

 午後、晴れ間が広がったのか庭が明るくなった。昼寝。3時に目覚める。頭も体もぼんやりしている。家に引き篭もっていても仕方がないので図書館へ本を返しに行くことにした。来月の文学講座はゴールディング『蝿の王』に決めた。ぼくの書庫にもあるはずだが探すのが面倒なので北杜市の図書館のHPで検索し数冊あることが確認できたので借りることにした。車に乗るとフロントガラスに雨滴。

 金田一春彦記念図書館へ行き5週間近く借りていた火野葦平『河童曼荼羅』を返す。長い間河童と付き合ったので別れが寂しい。ゴールディングは借りられなかった。市内の他の図書館所蔵だったからで予約ということになった。

 

 

 綿半へ行くと雨脚が強くなった。アースノーマットのつめかえを買う。日中は暑い時もあるが、午前中や午後も4時以降はだいぶ涼しくなりウッドデッキでの読書が楽しみになってきたが、蚊に悩まされるからである。金魚の餌、猫の固形餌を買う。

 帰宅後佐藤垢石「たぬき汁」を読む。面白い。狸は調理法によればまあまあ美味しく食べられるようだ。しかし狐はダメらしい。著者が友人たちと銀座を歩いていると、いかにも高価な銀狐の毛皮を首に巻いた美人が歩いてきた。銀狐の毛皮に目をとめ、高価なのだから銀狐の肉も美味だろうと思い、知り合いの狐を飼っている人に頼んで肉を送ってもらう。それを友人たちと分けて、竹の皮に包んでそれぞれ持ち帰ることにした。ところが著者はどこかで肉を紛失してしまう。そこで友人たちに狐の肉を食べた感想を聞くのだが、焼いている最中あまりの悪臭に家から逃げ出した家族などもいて、全員が悪臭で酷い目にあったという。

 夕食後『ヴィジル2』エピソード5&6を観る。  

8月21日(水)

 6時半起床。晴れ。気温21度。体重75.5キロ。

 

 夢を見た。学生だった。1時限何かの試験を受けていた。試験が終わり、友人らとおしゃべりしながら、ある教室を見ると学生たちがぎっしり並んで座っている。誰かが文化人類学の試験だと教えてくれた。そういえば自分も履修していたなと思い出した。講義はずっとサボってほとんど出なかったので試験のことをすっかり忘れていた。3限に必修科目(英語?)の試験があり、それまで時間が空いている。受けてみようか。いつのまにか友人たちは歩き去っていた。また誰かが試験を受けるためにはアンケートの提出が必要だと教えてくれた。アンケート用紙は教務課だか学生課だかでもらえるという。教室にはもう試験監督らしい人の後ろ姿が見えた。事務所に向かって急いでいると、文化人類学の教授とすれ違った。いかめしい表情の人だ。誰かに似ている。にわかに不安になり、事務室にさらに足を速めて飛び込むと、そこは学生たちで混雑している。窓口も人だかりだ。どうしようかと右往左往していると、事務所の中に職員とは思えない派手な服装の中年男がぶらついていたので声をかけた。声をかけたといっても叫んだり実際に声を出したわけではなかったが、男はすぐにこちらの気づき、わかっている、わかったいますよというようなからかうような表情で「アンケートね」といった(これも声が聞こえたわけではない)。すると男の手にはアンケート用紙があり、それはあたかも手品のように突然現れたのだった。そしてわれわれは3、4メートル離れていたが、男が手を伸ばすとアンケート用紙はぼくの手にあった。試験の行われる教室へ急ぐ。レヴィ=ストロースもマリノフスキーも読んでいる。講義は最初1、2度出て以来サボったから、課題として読んだわけではなく、知的好奇心から読んだ。何とかなるだろう。途中硬い表情の文化人類学の教授とまたすれ違う。どうやら試験監督は別の誰かに任せたようだ。アンケートを出さなければ試験を受けさせないとか、試験監督を人任せにするとか、何様だよと不快感を覚える。教室の入口のドアが閉まっている。と、カメラがズームしたように、ドアが施錠というか、ドアに横木が打ちつけられロープで縛りつけられているのがはっきり見えた。足元に目を落とすと、手帳を破いたような紙切れが落ちており、◯◯時◯◯分以降の入室不可と書かれてあった。

 

 こんな夢を見たのは今日午後文学講座を開催するからかも知れない。無駄に早起きしたのもそれだろう。しかしいまだにこんな夢を見るとは情けない。現状が情けないからこんな夢を見るのだろう。

 学生時代、同じような状況で上首尾だったことがある。政治学の試験だったが、ほとんど講義には出ず、レポートも出さなかったが、試験だけでAをもらった。教授の評価方法や基準がいい加減だったとは思わない。なぜなら出席もレポートも怠りなかったが成績評価がふるわなかった者もいたからだ。試験でぼくは筆に任せて自分の考えをしっかり展開したからだ。講義に皆勤し真面目にノートをとっていた真面目な優等生が書いた模範解答に飽き飽きしたその教授はぼくの答案を面白いユニークだと高く評価してくれたのだろうと信じている。しかしこの結果はたまたまラッキーだったからではない。当時は猛烈に多読・乱読をしていたし、毎日長い日記を書いていたから、文章を仕立てることは容易だったのである。

 

 午後の文学講座の教材をチェック。読み方が曖昧な、訓読みにすべきか音読みにすべきかまよう漢字などを確認する。追加資料を作成し印刷する

 正午すぎいちご摘みアルバイトから疲れた表情でK子が帰ってきた。今日は蒸し暑いから大変だっただろう。1時前には家を出たいので冷麦を急いで茹でる。家を出るときに、大変だったら荷物を運ぶのを手伝ってくれた後帰ってきてもいいよ、というと、大丈夫、頭のちがう場所を使うのでかえってよいという。

 1時前に文化村についた。2階ラウンジはムシムシしていた。八ヶ岳川の窓と校庭側の窓を開け放つ。レインボウラインを行き来する車の音が響く。やがて風が少し吹き抜けるようになった。

 1時15分背の高い女性がやって来た。連絡なしでもいいですかという。実は昨日と今朝電話を携帯にくれたのにぼくがなぜか気づかなかった。最近常連ばかりだったから新しい人は歓迎である。前回参加したいと電話をくれたものの、当日奥さんが体調を崩して出席できなかったご夫婦は姿を見せなかった。今回の参加者はK子も含めて10名、うち3組は夫婦であった。

 教材はいつも多めに作る。今回も120分で読める文字数の1.5倍程度の量である。解説などを加え、部分的にスキップしたりなどしながらほぼピッタリ時間内に収めた。56回も続けていればできるようになる。Yさんが面白かったといってくれた。もちろん、おもしろかったのは火野葦平の河童小説である。

 

 

 終了後、文化村から車で2分の距離にあるカフェ、カメリア・ニコティーでタイ茶を飲む。何組も客が来ている。すっかり人気展だ。マスターはぼくの名前を覚えていてくれた。しばらく前Facebookの投稿にいいねもつけてくれた。

 帰宅後どっと疲れを覚える。早起きもし過ぎた。ソファに座るとたちまち眠ってしまった。

8月20日(火)

 8時起床。小雨。気温21.5度。体重75.3キロ。

 K子は6時から正午までイチゴ摘みアルバイト。

 午前中は『枕草子』を読み、佐藤垢石の釣りエッセイを何編か読む。それから次回、9月開催の文学講座第56回のチラシを作成。第56回は英国のノーベル文学賞受賞作家ウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』を読む事に決めた。早速チラシ30部ほどプリントした。

 

 

 昼前に近所を少し歩き草花の写真を撮る。ムクゲが咲いている。葉の色がくすんだ緑のせいもあるのだろう、寂しい花だ。墓地で見ることが多かったらからそんな感じがするのかも知れない。薄いピンク色のナツズイセンも一見華やかなのだけれども寂しげだ。

 

 

 昼過ぎ驟雨が襲う。風も出て木の葉を大きく揺する。やがて明るくなりお天気雨になった。窓から吹き込む風が気持ち良い。虹が見られるかもとK子。買い物に行くことにした。

 

 

 残念ながら驟雨をもたらした雲は移動して虹は見られなかった。しかし風景は生き返ったように色鮮やかだった。

 

 

 ドラッグで食品、日用雑貨、そして、明日の文学講座のときに参加者に飲んでもらうペットボトル飲料を買う。

 帰宅後昼寝。目を覚ましたのち、文学講座の教材を予習。漢字の読みを確認したり、聞き慣れない言葉の意味を調べる。佐藤垢石の「河童酒宴」の中に河童たちが「けとばしに舌鼓をうたうと考へた」という一文があったが「けとばし」とは馬肉のことであった。

8月19日(月)

 8時起床。薄曇り。気温24度。体重75.4キロ。

 ひどく蒸し暑い1日だった、立秋も過ぎたというのに。

 Aくん、Kくん兄弟は、深更までNetflixでアニメ映画を観ていたのだろう、午後2時過ぎまで起きてこなかった。2人は2人で、こちらはこちらで自分の生活のペースをまもっていればよいのだが、なかなかそうはいかない。やはり乱される。

 

 

 なかなか読書の緒がつかめない。しかし時間は無駄にできない。プランターに植えたトマトが成長して倒れそうなので新たに支柱を立てて縛る。ほんとうに久しぶりに中原中也『在りし日の歌』を読む。象徵詩はむずかしい。響いたのは「閑寂」という詩。

 

 なんにも訪ふことのない、私の心は閑寂だ。        

          それは日曜日の渡り廊下、 

          みんなは野原へ行つちやつた。

          板は冷たい光沢をもち、

          小鳥は庭に啼いてゐる。 

 

 

 2人は小淵沢駅16時40分の上りで帰ることになった。急いで帰り支度をさせ、荷物を車に積みこんで、カフェで食事することにした。カフェ  リス。わが家から車で4分、森の別荘地にこの春に新しくできたレストランカフェだ。車10台ほど駐車できるスペースがあり、数台駐まっていた。店内は明るい。ガラスケースに料理が並んでおり、客が料理を選び、先に支払いをする方式だ。キッシュなどを食べた。ケーキも食べた。老人が窓に面したカウンターで読書している。一度ぼくも読書しに来ようか。兄弟を小淵沢駅まで送り、セルクルで注文していた食パンを受け取り、コンビニで牛乳や卵、千切りキャベツなどを買って帰る。

 ウッドデッキで芥川龍之介「河童」を読む。しばらくしたら眠くなる。気がつけば半時間ほど眠っていた。家内に入り読書を続ける。夕食の時間までに読了。「河童」はやはり火野葦平の「河童」とは趣が異なる。上質な諷刺文学だ。スウィフトの『ガリバー旅行記』を意識しているのかも知れない。

 夕食には千切りキャベツにミニラーメンと卵を割り入れてお好み焼き風に焼いた料理を作る。

 『警視庁特別機動隊』を観る。「痴漢の季節」というのには笑った。夜、川縁の草むらにいるアベックにそっと近づき、小型のオープンリール式テープレコーダーで盗聴。そんなテープが売れた時代だった。機材は大いに進歩したが昔も今もやることは同じか。

 「痴漢の季節」を観て、小学生の頃、近くで痴漢が出たと大人たちが話しているのを聞き、同級生たちで結成した少年探偵団を招集、夜、痴漢退治に乗り出したことを思い出した。

 折口信夫「河童の話」を読む。河童が海の神と陸地に湧く水の神の合体だというのは卓見だ。

8月18日(日)

 8時50分起床。晴れ。気温24度。体重75.6キロ。

 K子は昼近くまで起きてこなかった。Aくん、Kくん兄弟は昼過ぎにようやく起きてきた。

 午後は気温が上がった。いつも涼しい家内も暑い。K子がフェーン現象ではないかといったが、確かにそんな不快な暑さだ。昨夜夜更かししたこともあり、頭も体も動かない。家の中でもっとも涼しい場所に横になり、YouTubeの朗読を聴きながら目をつむる。たちまち眠ってしまう。ふと手に何かがあたって目が覚める。猫か? 薄目を開けて見ると尻尾が左右にふれている。しかしよく見ると団扇だった。K子が横になって団扇をつかっているのだ。K子も昼寝らしい。

 

 

 先に起きていたK子が、温泉いきたいって、という。兄妹の希望だ。まだ眠たいが起きて出かける準備する。5時過ぎに家を出て塩沢温泉フォッサマグナの湯へ。

 温泉は意外にも空いていた。しかし考えてみればお盆の帰省客も避暑客も帰ったのだろうし、時刻は6時になろうとしており、そもそも時間が遅いのだ。体を洗うと後はずっと45分間寝湯で横になっていた。いつもはウツラウツラするのだが、たっぷり昼寝したのです眠くならなかった。今日はいつもより硫黄の匂いが強かった。入湯後ラウンジのマッサージチェアーでK子と並んでマッサージしてもらう。

 夕食はバーベキューだという。兄弟は火おこしに苦労していたが、時間はかかったがよい火がおこった。

 

8月17日(土)

 8時5分起床。快晴。気温23度。体重75キロ。

 

 

 今日は気がつけば時計の針が午前1時半になっていた。21日水曜日の文学講座の準備が終わり、来月読むものを決めたので――ウィリアム・ゴールディング『蝿の王』に決めた――早速チラシを作っていたのである。ブログをじっくり書く時間がなくなった。

 K子は午後松本市へ。Aくん、Kくん兄弟を連れて松本市の洋食屋おきな堂へ行った。ぼくはお留守番。行かない?と誘われたが、前回松本駅からおきな堂まで脚の調子が悪くて苦労したので断った。3人を長坂駅までの送り迎え。今日は純白の雲の峰々が空高く聳え、兄弟も思わず感嘆の声を上げていた。

 

8月16日(金)

 9時5分起床。小雨。気温22度。体重74.8キロ。

 二度寝、三度寝、いろいろな夢を見た。昨日、とくに運動らしいことはしなかったが、文学講座の教材作りなどに意識を集中し傾けていたからだろうか、疲労感があった。

 

 

 遅い朝食を食べようとしているとK子がアルバイトから帰る。午後Aくん、Kくん兄弟が泊まりに来るので9時仕舞いにしたようだ。

 兄弟のために食材を買いに行く。よってけしで野菜、わたなべで肉類を買う。先日ほどではないがどちらも客がいつもより多かった。

 昼食には久しぶりにゴーヤチャンプルを作る。

 

 

 台風の影響で午前中少し降っていたがやんだ。風もほとんどない。東京は風雨がかなり激しいようで兄弟が予定通り来られるか危ぶんでいたが、LINEに行きますと連絡があった。

 3時過ぎK子から兄弟を駅に迎えに行く?と聞かれたが、ひどく眠たかったので断る。眠っていると3人が帰ってきた。Aくんが初めて変わったことに気づいたという。2人がわが家に来るようになって10年以上経つが、初めてぼくの様子の変化に気づいたということだ。ぼく自身もこの1、2年の変化が大きい事はわかっている。精神の変化は目に見えないだけにさほど違わないと思っているが、実はそうではないだろう。何らかの質的変化が生じているにちがいない。

 3人の会話にも以前ほど加われない。正確に言えば、以前ほど加わろうとは思わない。

 芸大の大学院を修了したAくんは昔から描きためていたスケッチを見せてくれた。都会の街角にいる人々。

 

 

 

 

8月15日(木)

 7時45分起床。曇天。気温72.5度。体重75.1キロ。

 K子はイチゴ摘みアルバイト。

 佐藤垢石を読み、文学講座の教材作り。すでにほぼ出来上がっていたが、2、3文章をつけ加え、河童の絵なども貼りつけて、体裁を整える。A 4で両面30ページの、手前味噌だが、なかなかの出来栄えの教材になる。

 午後、プリンターに10部の印刷をしかけてK子と出かける。郵便局で年金の一部をおろしてからドラッグストアで買い物。長坂駅前図書館で火野葦平『河童ものがたり』を一度返し、10日間の延長をする。帰宅して見るとプリンターは用紙切れで止まっていた。

 文学講座の教材は今日中に準備できるが、そうなると9月の文学講座で読む本を考えなければならない。すれっからしの読者としては、一般の読者に馴染みのないものを選びたいが、それでは独りよがり、一人相撲になるだろう。誰かの知恵を借りたいところだ。

 局地的な驟雨があり、涼しい夜になった。

8月15日(木)

 7時45分起床。曇天。気温72.5度。体重75.1キロ。

 K子はイチゴ摘みアルバイト。

 佐藤垢石を読み、文学講座の教材作り。すでにほぼ出来上がっていたが、2、3文章をつけ加え、河童の絵なども貼りつけて、体裁を整える。A 4で両面30ページの、手前味噌だが、なかなかの出来栄えの教材になる。

 午後、プリンターに10部の印刷をしかけてK子と出かける。郵便局で年金の一部をおろしてからドラッグストアで買い物。長坂駅前図書館で火野葦平『河童ものがたり』を一度返し、10日間の延長をする。帰宅して見るとプリンターは用紙切れで止まっていた。

 文学講座の教材は今日中に準備できるが、そうなると9月の文学講座で読む本を考えなければならない。すれっからしの読者としては、一般の読者に馴染みのないものを選びたいが、それでは独りよがり、一人相撲になるだろう。誰かの知恵を借りたいところだ。

 局地的な驟雨があり、涼しい夜になった。