懐かしの奥飛騨へ その1
数日前に岐阜県の奥飛騨へ行って来たんじゃよ。
もう20年も前になるじゃろうか、一時期ここへ足繁く通ったことがあってのう。
あの頃はまだ現役じゃったから、仕事が終わってから夜道をかけて真夜中に着き、朝の撮影が終わるとちょいと仮眠しただけでまた4時間かけて帰宅したものじゃった。
今から思ってみると若かったのう。
久しぶりにもう一度懐かしい風景を見たいと思っていたのじゃが、この歳になっては長時間の夜間運転などできるはずもない。
しかし2、3日ぐらいの余裕を持って行けば行けないこともないと思ってのう。紅葉にはちょいと早いが、腰を上げることにしたんじゃよ。
今回は昔通った道とは違う道をたどってみようと思ってのう。
というのはNHKの旅番組で、焼岳が見える道を走る場面を放映していたから、ワシもその道を通ってみたくなったんじゃよ。
焼岳と言えば上高地の大正池から見える活火山じゃ。
この焼岳を挟んで上高地の反対側が奥飛騨というわけじゃ。
雪山が見えてきた。
幹線道路から外れて山道を登って行くとー
かなり広い空き地を見つけたぞえ。
ここからなら焼岳が丸見えじゃ。
よしよし。明朝には朝焼けに輝く焼岳が見えるかも知れない。
今日のねぐらはここに決めたぞえ。
寝るにはまだ早い。空き地に咲いている花でも撮っておこうかのう。
夜はいつものようにコンビニ弁当を肴に🍶で乾杯じゃ。zzz zzz
翌朝ー。
天気はどうじゃ。
霧じゃ。何も見えないわい。
やっと見えてきたが、どうも曇りのようじゃのう。
ちょいと朝焼けらしいものも見えたが、また曇ってしまったわい。
雲海じゃ。
ここで晴れてくれると雲海が真紅に染まるのじゃがのう。
やっぱりダメじゃ。
寒い、寒い。
とうとうお天道様は拝めなかったわい。
引き上げじゃ。
今日はもうちょいと足を延ばして、昔よく出かけた撮影地まで行ってみるとするか。
つづく
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