チカラシバ無残!
わしの住処から一時間半ばかり車で走ったところに、チカラシバの群生地があるのじゃ。
ちょうど今ごろは最盛期を迎えているかもしれないと思ってのう。出掛けてみたわい。
今日からしばらくは晴天が続くらしいから、明日の朝には光り輝くチカラシバが撮影できるかもしれないぞえ。
いつものようにコンビニ弁当と🍺を積み込んで、いざ出発じゃ。
着いたぞえ。いい天気じゃわい。
この辺りは秋の最盛期にはまだちょいと早いのじゃが、行き交う車がいつもより多いとわい。
案の定、広い駐車場は例年にない車の数じゃ。
わざわざ土日を避けて来たのじゃが、当てが外れたわい。
これもコロナ禍に起因しているのかのう。
それにしても現役世代が多いようじゃ。大学が休校中らしいから学生の衆なのかのう。
少しずつ色づいてきているようじゃ。
さて明朝に備えてチカラシバの下見をしようかのう。
車がやっと通れるぐらいの、ちょいと秘密めいた雰囲気の細道をゆっくり進んで行く。
着いたぞえ。
ところが…
何と⁉![]()
高原は至るところが縦横無尽に掘り返されて、赤土がむき出しになっているではないかい!
チカラシバがあろうがなかろうがお構いなしじゃ。
こりゃあ一体どうしたことじゃ?
そう言えばこんなものが置いてあったわい。
こいつのしわざじゃな!
しかしいくら嘆いたところで、今さらどうすることもできないわい。
掘り返された所を避けながら、明朝の撮影ポイントを探し回った。
この辺りならあの土塊が目立たないようじゃ。ここにするか。
明日の撮影ポイントが決まったところで車の付近まで引き返して行った。
この道だけは昔からある、この高原の真ん中を縦断する唯一の道じゃ。
日が暮れた。
今宵はお月様が明るいわい。
月あかりで撮影してみようかのう。
お天道様のように見えるがお月様じゃぞえ。
わが‟動くホテル”も月あかりに映えているわい。ワシも月光を浴びながら眠りに就くとしようかのう。ZZZ ZZZ
つづく
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