思い出写真2021
帰らぬ睡蓮
無断転用禁止
世間では四連休だとかオリンピックだとか言って賑やかじゃのう。コロナ禍なぞどこ吹く風じゃ。困ったものじゃわい。
こんな時こそわしゃ絶対に巣ごもりじゃ。
暇つぶしにまたもや「思い出写真2021」に専念するとしようわい。
さて、ワシの住処の隣町にスイレンの咲く池がある。
・・・と言うか、正確には「あった」と言った方がいいかもしれぬ。
なぜなら、そこは今では雑草の生えるに任せた、ただの荒れ地になり果ててしまっているからじゃよ。
ワシが盛んにその池で撮影していたのは…
そうじゃ、今からかれこれ20年近くも前になるかのう。
当時、そこには大小3つ、4つの池があってのう。
四季を通してワシを楽しませてくれたものじゃった。
花の季節ばかりでなく、秋には枯睡蓮、冬には氷の中に閉ざされた葉っぱの様子などが面白く、題材には事欠かなかったものじゃ。
ところがある日ー。
撮影中のワシのもとへ一人の女性が近づいて来て、ここは私有地だから入らないでくれと言うのじゃよ。
私有地とは気がつかなかったのじゃが、聞けば撮影に訪れるカメラマンがフィルムの空箱(当時はまだフィルムカメラ)を捨てて行ったり、釣り人が針のついた糸を木の枝にひっかけたまま帰ったり、さらには池畔の草花を踏み荒らしたりして困っているのだという。
私有地であるからにはこちとら文句を言える筋合いではないからのう。
それ以来、ワシは二度と行かなくなったのじゃが、それから数年後にそこを偶然通りかかって驚いたわい。
あんなに見事じゃった睡蓮の池は、前述の通り、雑草が覆い茂るに任せた荒れ放題の草っ原になり果てていたのじゃ。
今回は、かつて折に触れてワシを楽しませてくれたこの池の模様を、夏の画像に限定してUPしてみたのじゃよ。
こんなに見事なスイレンが咲き乱れる池じゃったのにのう。
返す返すも残念なことじゃ。
ここは葉っぱが過度に密集することなく、適度なソーシャルディスタンスを保っているのが気に入っていたのじゃ。
あまりにも密集していると、水面が見えなくなって水生植物とは思えなくなってしまうからのう。
朝光のスポットライトが水草を照らす。
池畔の草花。
睡蓮の種類も様々じゃ。
夕暮れのひととき・・・
夕焼け空が水面に映り込み、初々しい蕾を際立たせていた。
しっぽが真っ赤じゃ。ハッチョウトンボ?
周りの木々が日陰になり、水面の花と葉がスポットライトを浴びたように浮かび上がっていた。
こちらは西日を浴びて光るスイレンの花と葉。
空が水面に映り込み、葉っぱが宙に浮いているようにも見える。
月光の中で撮ったのかのう。随分前のことじゃから覚えていないわい。
これも同じく?
この画像だけがデジカメで撮影したものなのじゃよ。
このころにはもう柵が張り巡らされて中へ入れなくなっていたため、柵外から無理やり撮った最後の一枚じゃ。
二度と帰らぬ、かつての夏の睡蓮模様を順不同で羅列してみたのじゃが・・・。
それにしても年々歳々、だんだんワシのお気に入りの撮影スポットが失われていくのは悲しいことじゃわい。
無断転用禁止



















