前回のつづき
桃源郷の夜明け
翌未明4時21分ー。
アラームで無理やり起こされた。眠い眠い。
真夜中には思いがけないお月さまの出現で、ついつい夢中になってしまったからのう。
寝ぼけまなこで外を覗くと、そのお月さまは今まさに西空の彼方にお隠れになるところじゃったわい。
東の空は徐々に明るくなってきた。
しかし谷底はまだ薄暗い。
暁闇の中で花桃の白が際立つ。
大分色づいては来たのじゃが…
何しろここは深い谷底じゃからのう。
お天道様のお恵みを受けるまでにはまだまだ時間がかかりそうじゃ。
ツクシが朝露に光っているわい。
遠くの山に陽が当たってきたのう。
しかし谷底まで光が入るのはまだまだじゃ。
大分光が降りて来たのう。
やっと目の前の梢に光が当たってきた。
すぐうしろはもうピカピカじゃ。
やっとお顔を出して下されたわい。長かったのう。
撮影 4月20日
つづく
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