前回のつづき
移ろい 最終回
暁闇から続いた撮影も一段落ついて、眺望の効く場所へ出て来た。
起床するや否や動き回ってちょいと疲れたわい。ひと休みじゃ。
窓を開けると清々しい風が入ってくる。
爽やかな朝じゃ。
休息がてら朝食のパンをかじって、ふたたび森の中へ。
日の出直後の紅色の光は失われてしまったが、それでも日中では見られない朝の低い光が森を照らす。
日中はありきたりの雑草でも光が入ると晴れ姿に変身じゃ。
マムシグサも逆光で眺めるときれいなものじゃ。
またこの苔に出会ったぞえ。何という名前じゃったかのう。まだ思い出せぬわい🙄
ここにも名残花が一輪。
「落ちるの嫌だぁ~」
・・・・・・😭
こちらにも…😭
朝露が煌めく。
森の奥の方に残り花が垣間見えるわい。
昔はあの辺りを平気で歩き回ったものじゃ。
しかしこんな歳になってしまったのでは道路際から指をくわえて見ているだけじゃ。
季節はすっかり初夏へ。
どちらを向いても緑一色じゃ。
水溜まりの中まで緑色。
緑・緑・緑。
緑・緑・緑。
お天道様は天高くお昇りになった。
そろそろワシもご帰還の時間となってきたわい。
車へ戻ると、名残のひとひらが車体に張り付いていた。
またお土産が出来たわい。
(左下の黒い部分が前輪、中央の縦のラインは前後部ドアの境目。車の後部から撮影)
今年のミツバツツジには見放されてしまったが、人っ子一人見当たらぬこの森を昨日から独り占めにして、思う存分楽しむことが出来たわい。
それでは皆の衆、またのお目もじを楽しみにしていますぞえ。
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撮影 4月30日
おしまい
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