前回のつづき
ミツバツツジ咲く森
2日目
無断転用禁止
撮影日 4月22日
ミツバツツジの咲く森で車中泊をした翌早朝じゃ。
昨日はいい天気じゃったからのう。
今日も好天まちがいなかろうて。
朝の光が森の中へ射し込んできて、紅色に輝くミツバツツジが見られるぞえ。
期待に胸を膨らませながら〈動くホテル〉から外へ出てみた。
ところが…
何じゃ? こりゃあ😨
昨日、あんなに晴れていた空は、いつの間にかどんより雲に覆われてしまっているではないかえ!
途端にワシが抱いていた目論見はもろくも崩れ去ったわい😫
せっかく車中泊までしたというのにのう。
仕方がない。
とにもかくにも撮影機材を抱えて、よたよたと森の中へ入って行ったわい。
森の中はまだ薄暗い。
画像は実際より明るめにしてあるがのう。
この辺りへ朝光が差し込んでくることを期待していたのに残念この上もないわい。
こんなに枯れてしまった花もあるのう。
そうかといってまだつぼみと思われる木もあるのじゃよ。
早いのか遅いのか判断に困るわい。
わしゃぁ今日のような曇りが一番嫌なのじゃ。
小雨のほうがまだマシじゃわい。
小雨なら霧が出ることもあるし、草木についた雨粒が光っていたりするからまだ救われる。
今ごろになってチラリと光が垣間見えたが、すぐに消えてしまったわい。
光もなければ霧もない。
あるのはこんな看板だけじゃ。
しかしこの20数年間、熊になぞ出会ったことはもちろんないし、噂さえ聞いたこともないのじゃ。
きっと昔々に出没したことがあったのじゃろうのう。
森から抜け出てきた。
先ほどちらりと見えた光はもうどこにもなく、空一面はどんより雲で覆われているわい。
くたびれもうけとはこのことじゃ。
何の収穫もないまま、また来た道をとぼとぼと引き返して行ったわい。
駐車場へ着くや否や、しばらくは〈ベッドルーム〉へ倒れ込み、青息吐息のひと時を過ごしていたのじゃが、このままでは腹の虫がおさまらぬ。
どこか撮影できそうなところはないものか…。
そこで思いついたのはこの森の目と鼻の先にあるブナ林じゃ。
どうせ帰り道じゃからのう。ちょいと寄ってみるとするか。
着いてみると…
林の中にはコバイケイソウが芽吹いていたわい。
わしゃあ花の咲くころのコバイケイソウより、今ごろの新芽のほうが好きなのじゃ。
大きくなると何だか風情がなくなるのじゃよ。
かわいい顔をしているが毒性が強いらしいから、間違っても採って行かないでくだされよ。
中部地方以北に分布しているらしいぞえ。
高原や湿地に繁殖するという。
やっぱり曇りの日の写真は映えぬのう。
何の収穫もなったわい。
こんな写真しか撮れなかったのは天気予報が外れたおかげじゃ。
…と、気象庁のせいにしてやったわい😖
もう撤退じゃ、撤退じゃ。
と、ふくれっ面でわが住処へたどり着いたら…
何と、今ごろになってピカピカのお天道様がお顔をお出しになっていたというお粗末な一席😫
おしまい
無断転用禁止
























