前回のつづき
あてどもない旅2023
その4 季節外れの棚田
無断転用禁止
今日はこの地域でよく見かけるいくつかの棚田を撮影しようと思って寄り道してみたのじゃよ。
昔ここへ来た時の頼りない記憶をたどりながら、のどかな山道をあっちへ行ったりこっちへ行ったり…。
途中の山々には霧が沸き上がり…
紅葉も今や真っ盛り。
迷いに迷った挙句、やっと棚田を見つけたわい。

この棚田は田植え時の明け方になると多くの三脚が乱立するカメラマニアのメッカなのじゃ。(ネットより)
しかし刈り入れが終わった後の、こんな真昼間ではマニアの姿を見掛けることはない。
その代わり観光バスのツアー客が大勢さんお出でになっていて、盛んにスマホ撮影をしていたわい。
これはまた別の棚田じゃが、ここは一組の中年カップルがお出でになっていただけじゃった。
この地域の棚田はシーズンオフでも水が入っているところが多いわい。
冬の間に雨水を溜めるなどして来シーズンに備えているのかのう。
春になれば桜も咲き、もっとたっぷり水も入って見事な水鏡が見られるじゃろうて。
銀杏も今や真っ盛りじゃ。
しかしこの時期は田んぼの水が少ないため水鏡とはならぬ。残念じゃわい。
散り銀杏も見事じゃのう。
クローバーに包まれ、静かに終焉のとき。
帰り際に地域の公共施設に立ち寄ってみると、大きな水槽の中で錦鯉が泳ぎ回っていたわい。
この地域は錦鯉の産地としてつとに有名なのじゃよ。
ここは錦鯉発祥の地と言われていてのう。
錦鯉は最初は突然変異で誕生したらしいのじゃが、今ではその種類は100種類の多きに及ぶという。
錦鯉の今までの最高落札額は一匹で2億300万円じゃったというからこれも驚きじゃ。
じろりとにらまれたわい。
写真ばかり撮っていて餌をやらぬからかのう。
こりゃ退散した方がよさそうじゃ。
さて今夜は道の駅にでも行って一夜の宿を借りるとするかのう。
こんな山の中では熊が恐ろしいわい。
つづく
無断転用禁止



















