前回のつづき
大失策
無断転用禁止
撮影日 6月12日
琵琶湖西岸で車中泊した翌朝じゃ。
ふと目覚めると車窓が何だか明るい。
慌てて外へ飛び出した。
何と!
お天道様はもはや遥か天空へお昇りになってしまっているではないかえ!
こりゃ文句のつけようがない完璧な朝寝坊じゃ。
ワシとしたことが、アラームの設定を忘れてしまったらしいのじゃわい。
日中では見られぬ早暁の幻想的な光景を求めて、車中泊までして待機していたというのに何たるザマじゃ。
唖然としてしばらくは棒立ちになってしまったわい。
いくら悔やんだところで今さら何ともし難いわのう。
こうなったらもうやけくそじゃ。目に留まったものは手当たり次第撮っておくより仕方がないわい。
心配していた古びた杭は今朝も無事じゃ。
この杭もだいぶ高齢のようじゃが、ワシより先にくたばらぬようにしておくれ。
白色の植物はチガヤ。
チガヤ…? ネット検索の結果じゃからワシは責任持たぬぞえ。
さざ波が陽光に煌めく。
漁が終わってお帰りの漁船。
湖畔の草原には数種類の草花が咲いている。
名前は分からぬ。
タンポポの仲間かのう。
これは多分ハマヒルガオ。
もぐりこんでいるのはミツバチか?
検索ではイモカタバミと出るぞえ。
花の名前は難しいのう。
しかし被写体になりさえすれば名前なぞどうでもいいのじゃ。
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(負け惜しみ)
さ~てと。
昼近くなってしまってはもうこれ以上ここにいても無駄じゃ。
そろそろ撤退しようかのう。
しかしこのままおめおめとは帰れぬぞえ。
朝の失敗をどこかで挽回しないことにはガソリン代も高速料金も無駄になってしまうわい。
よ~し。
こうなったらこの足で東岸へ回って、今度は夕景を撮ってやろうではないかえ。
そりゃいい考えじゃぞえ。
善(?)は急げじゃ。
それ行け、やれ行け。
つづく
無断転用禁止
















