前回のつづき
久しぶりの霧ケ峰 part Ⅲ
無断転用禁止
長野県・霧ケ峰高原の湿地帯前の駐車場で車中泊した翌未明じゃ。
時刻は午前6時ー。
空は晴れて薄紅色に染まっている。しめしめ。
なかなかいい具合に染まって来たわい。
しかし湿地の中はまだ薄暗い。
しばらくすると丘の上に朝の光が。
森の木々も明るくなってきたわい。
しかし湿地に光が来るのはこれからじゃ。
遠くの池塘が白く光る。
昨夜見たお月さまは大分西へ移動されたわい。
今朝はこんなに晴れたのに、夕べは肝心なところで黒雲が湧いてしまって名作を撮り損ねたぞえ。
憎きは夕べの黒雲奴じゃ!
湿地にも光が届いて来たわい。
右方から射し込んだ朝光が湿地帯を横切って行く。
白樺にも光が当たってきたわい。
続いてもう一本にも。
欲を言えば湿地帯に霧が停滞していると、もうちょいと幻想的な光景が展開されたのじゃがのう。
霧のない霧ヶ峰では霧ヶ峰の名が泣くぞえ。
と、勝手なことをほざいては自分で自分を慰める。
間もなくお天道様のお出ましじゃ。
やっと拝顔できたわい。
辺りが一気に明るくなった。
煌めく芒。
すっかり明け渡ったのう。
この時の気温は6℃。
昨日よりだいぶ暖かいわい。
湿地帯はもうこの辺りで切り上げて、昨年の火災の現場の様子を見に行って見るかのう。
途中で富士を眺めながら移動じゃ。
火災現場へ来てみたが、いつもと変らぬ光景じゃわい。
火災があったとは思えぬのう。
この岩なんぞ黒く焦げていたのじゃよ。
先ずはよかったよかった。
ただ、心配なのはレンゲツツジじゃ。
無事に復活してくれているとよいのじゃがのう。
現在はススキだらけじゃからレンゲツツジの在り処が分からぬわい。
来年の6月ごろになったらちょいと様子を見に来てみるか。
それまで富士のお山とも暫しのお別れじゃわい。
元気でまた会えるといいのう。
このシリーズの最後はしだれ栗の群生地じゃ。
つづく
無断転用禁止


























