90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~ -124ページ目

90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回からのつづき

 

無断転用禁止

 

 

高原からミツバツツジの森へ

 

 

 蓮と睡蓮が同居する池(前回)をオサラバした後、そこから約30分ばかり戻って脇道へ逸れ、標高1300~1400mの高原へやって来た。

 

 今年もまた猛暑の夏になれば、避暑を兼ねてここへやって来る機会が増えるじゃろうのう。

 

 どなたかが宣っていたぞえ。 「猛暑から逃れるには横へ移動しても効果は薄い。縦に移動、つまり標高の高い所へ移動するのが一番である」とのう。

 

 その通りじゃ。

 

 標高1000m程度の高原へ行けば、夜間は暖房が要るぐらいじゃわい。

 

 

 

 

遠くには残雪の山々。

 

 

 

 

 

 近くに目を転ずればここはまだ春真っ盛りじゃ。

 

 

 

 

 

 池畔にも桜。

 

 

 

 

 

またもや水仙。

 

この地域はまだ水仙の最盛期じゃわい。

 

 

 

 

 

 この樹は今までにもう何十回となく撮ってきた樹じゃが、花の咲いているところを見るのは今日が初めてかもしれぬ。

 

 

 

 

 

 今までは秋から冬にかけて来ることが多く、裸木ばかりじゃったからのう。

 

 この樹が山桜だとは思わなかったわい。

 

 

 

 

 

 

 高原の偵察はこの程度にとどめて、これから今晩車中泊する予定のミツバツツジの咲く森へ行こうと思ってのう。

 

 しかしあの森は「車両進入禁止」の看板が立っているのじゃよ。

 

 以前に来た時は管理人に頼み込んで通してもらったのじゃが、今回はどうじゃろうかのう。

 

 

・・・と内心、恐る恐るやって来たわい。

 

 

森の入り口付近に佇むミツバツツジを横目で眺めながら森への通路へ近づいて行くと・・・

 

 

 

 

なんと!

 

 

 

 

 

いつも道路のド真ん中に居座っている車両進入禁止のバリケードとコーンが取り外されているではないかえ。

 

この数年間というもの、このバリケードに邪魔されていたためにここへやって来る意欲が薄れていたのじゃ。

 

こりゃありがたやありがたや。

 

早速通らせてもらうぞえ。

 

と、欣喜雀躍、森の中へ突入したものじゃ。

 

ところが入り口からちょいと入って行ったところで、向こうから軽トラがやって来た!

 

むむ?

 

 あれは管理人の車じゃわい。

 

車を停めて話しかけてみた。

 

「やっと通れるようになってありがたいですわい」

 

すると管理人曰く

 

「いいえ。今は私が見回りするためにバリケードを除けただけです。普段は閉めていますよ」

 

 

な~んじゃい。

 

😫😫

 

がっくりしたのじゃが、それでも厚かましく尋ねてみた。

 

「今日は特別に通らせてもらえませぬかのう」

 

「皆さんには歩いてもらっていますが、ナイショで通って行ってください。帰りにはしっかり閉めて行くのを忘れずに」

 

ヤッホー!

 

嬉しさついでにミツバツツジの開花状況を聞いてみたのじゃよ。

 

しかし返って来た答えは「もうほとんど終わりですよ」とつれないお言葉。

 

今日は4月30日。以前は5月上旬が最盛期だったのじゃがやっぱり年々早くなってきているのじゃのう。

 

しかしここまで来たからには手ぶらで帰るわけにはまいらぬぞえ。

 

管理人に感謝しながらこのまま突入して行ったわい。

 

 

 

 

 

やっぱり枯れたり散ったりしているものが多いのう。

 

 

 

 

 

なるべく枯れた部分を避けて撮るとしようわい。

 

 

 

 


 

所々に咲いてはいるが、昔のように至る所に咲き乱れているというわけではない。

 

 

 

 

 

既に葉っぱになってしまったものもあるわい。

 

 

 

 

 

ピンクの樹は山桜かのう。

 

 

 

 

 

 

散ってしまった枝の向こうには満開のミツバツツジ。

 

 

 

 

 

春風に乗って時々桜の花びらが舞う。

 

 

 

 

 

 

 可憐な草花じゃが名前が分からぬ。

 

 

 

 

 

 満開のツツジを広角で。

 

 

 

 

 

新緑の樹々に包まれて、終焉間近のミツバツツジ。

 

 

 

 

 

 ミツバツツジの葉の新芽が春光に光る。

 

 

 

 

 

 日が暮れてきた。

 

 今夜は人っ子一人いない森の中で車中泊じゃ。

 

 

 

 

 

この森の所々には昔から「熊出没注意」の看板が立っているのじゃが、何度やって来ても熊どころか他の獣もまるで見たことがないわい。

 

管理人も熊に注意しろとは言っていないしのう。

 

 

 

 

 

西空には三日月と一番星。

 

今日はこんなところで店じまいじゃわい。

 

それではいつもようにお決まりの行事といくかのう。

 

ひとり酒

 

 

つづく

 

 

無断転用禁止