ここ数日、私は野鳥撮影をするための超望遠のシステムについてばかり考えていました。
超望遠のシステム構成は奥が深いので、年に数回ぐらいこのようなことを考えます。

今回は、カメラとレンズの組み合わせ以外にも、三脚や雲台、液晶カバー、照準器、ガンマイク、リモートレリーズなどの野鳥撮影に関する様々な機材について寝る間も惜しんで考えていました。(>_<)
(注:ちなみに私には、実際これらの機材を買う余裕など一切ありません)

自分も野鳥の撮影を、ごくごく簡単にしたりもしますが、その時はネオ一眼1台のみで行っています。
これは、自分が行うのはあくまで“自然散策”であり、写真を撮ることや野鳥を見ることがメインではないという思いからです。(注:実際は写真を撮る気満々です)
この自然散策において、大きなカメラと三脚を持っているということはあまりにも“不自然”なのです。
写真を撮るにしても、風景、花、虫など何でも撮影し、野鳥の撮影だけを目的にするようなことはありません。(注:実際は野鳥を撮る気満々です)

ただ、野鳥の自然な姿を撮るには、なるべく遠くから撮影したほうがいいのも事実です。
そんな思いもあり、実際買えもしない超望遠の撮影システムについて、時より異常に考えてしまうことがあります。
今回は安い望遠レンズをオークションで見つけたことをきっかけに、思考の底なし沼にハマってしまいました。(;^_^A

最近はOM-1を買ったこともあり、オークションでオールドレンズをチェックすることも増えたのですが、古いマニュアル仕様のレンズは、本来なら数十万円もするような明るい超望遠レンズも、かなり安く手に入れることができます。
そして、この望遠レンズを現代発売されているレンズ交換式のデジタルカメラ(主にミラーレス一眼)に付ければ、かなり安く超望遠のシステムを組むことができるのです。(フランジバックに余裕があるのでフィルム時代のレンズは、ほとんどのミラーレス機にマウントを介して付けられます)
現代のデジタルカメラは135mmフイルムより大抵センサーサイズが小さいので、フィルム時代のレンズをつけた場合、そのぶん焦点距離を稼ぐことができます。
センサーサイズにより焦点距離は、
APS-C 1.5倍
マイクロフォーサーズ 2倍
1インチ(Nikon1) 2.7倍
1/1.7型(Q7) 4.6倍
1/2.3型(Q) 5.5倍
の倍率になり、センサーサイズが1インチ以下なら比較的簡単に1000mmオーバーの超望遠システムも組むことができるのです。ヽ(*'0'*)ツ

これ以外の方法も含め、現状、“安く”超望遠のシステムを組む方法は、

①、中古の望遠レンズ+ミラーレス一眼
②、天体望遠鏡用の望遠レンズ(ボーグ)+ミラーレス一眼
③、コンデジを使ったデジスコ
④、ネオ一眼+テレコン

などがあります。


今回私が最初に考えたのが、①の中古の望遠マニュアルレンズ+ミラーレス一眼についてです。
特に考えたのが、ペンタックスのQシリーズを使った望遠システムでした。
なにせQシリーズは、焦点距離が35mm換算の5倍近くになるので、その望遠たるや凄まじいものがあります。
例えば、35mm換算500mmのレンズをQ10で使うと、2750mmというとんでもない望遠レンズになります。Σ(゚д゚;)
ただ、同じペンタックスのQマウントからKマウントに変換する純正マウントを使用しても、オートフォーカスは効かなくなるということなので、もれなくマニュアルでピントを合わせる必要があります。(それなら、わざわざペンタックス製のレンズを選ぶ必要もないのでは?)
また、Qシリーズにはボディ内に手ブレ補正がついている点もいいポイントです。

Nikon1からFマウントへの純正変換マウントなら、オートフォーカスの効くレンズも一部利用できます。
Nikonなら中古レンズも豊富にあるで、これはかなりのアドバンテージがあると思います。
ただし、35mm換算ではQ、Q10の5.5倍に対し2.7倍止まりとなります。(500mmが1350mm)


②の天体望遠鏡用の望遠レンズを使った超望遠システムでは、ボーグというメーカーが有名です。
このボーグ+ミラーレス一眼の組み合わせでは、とてつもない解像度の絵がネット上でアップされています。
他サイトなので、ここでは見せられませんが、リンクを貼っておくのでもしよかったら見てください。

説明ページ
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2012/10/1020121028.html
アオサギの顔
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/assets_c/2012/10/IMGP0556st-13338.html
アオサギの羽
http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/assets_c/2012/10/IMGP0562s-13341.html

これらの画像を見ると、中古の望遠レンズを使うより、かなり解像度の高い写真が撮れるような気がします。
紹介した写真の使用カメラはQ10で、レンズの方はボーグの中でも結構安い部類のものを使っているとのことです。
正直、アオサギの画像などは、自分がネット上で見てきた野鳥写真の中でも最高レベルの画質を誇っていると言っていいでしょう。
また、ペンタックスのカメラでのみオートフォーカスが効くシステムを組めるそうです。
こんな写真が撮れるのなら、是非ともボーグのレンズが欲しくなりますが、ボーグのレンズを使っていい写真を撮るには、各部品の組み合わせなどが複雑化していき、結局かなりのお金もかかるとの話もあるみたいです。

ちなみに、PEN E-PL1で撮られた写真はこちら
カワセミ
http://fotopus.com/tori/impre/01/images/photo04_b.jpg
↑のアップ
http://fotopus.com/tori/impre/01/images/photo04b_b.jpg


③のコンデジを使ったデジスコも最近は1インチセンサー搭載カメラも出てきて、かなり綺麗な写真が撮れるそうです。
カメラのズームもある程度使えたり、アイピースという倍率を変換する接眼レンズを自由に入れ替えれたりもできるので、撮影範囲もそれなりに融通が利くものと思います。
ただ、こちらシステムも各部品の設定やらが難しくなりがちで、手軽に撮影出来るとは言い難い模様です。

①、②、③で紹介したシステムのほとんどはマニアルフォーカスとなり、飛び物や動きの激しい野鳥はほぼ撮影することはできません。
また、動画撮影ではもれなくマニュアルフォーカスとなり、現実的に置きピンでしか撮影できなと思われます。
結局のところ、これらのシステムをうまく使うには、細かい設定や知識・経験などが必要となり、更にはお金も相当かかるということがわかりました。
そしてなにより、超望遠のマニュアルフォーカスでは相当の撮影技術がないと、なかなかキレイな写真は撮れないとのことです。(T_T)


これに比べ手軽で、尚且つ静止画でも動画でもオートフォーカスが効くのが、④のネオ一眼(+テレコン)のシステムです。
画質面では劣ってしまいますが、使いやすさと値段面では圧倒的に優っています。
とはいえ、やっぱり画質面で不安が残ります。

ですが、高倍率で解像度が高いと評判のキヤノン・SX50の画像を見ると、かなり解像度の高い写真が撮れる模様です。
SX50のデジタルズームを利用した画像の紹介ページがあったので、下記にリンクを貼っておきます。

説明
http://risshi.life.coocan.jp/bird_h.html
デジタルズームを利用したショウビタキ
http://risshi.life.coocan.jp/bird_h015.html

このショウビタキ
などは、手持ちでデジタルズームを使っているにもかかわらず、かなり綺麗に撮れていますよね。
これなら、ネオ一眼1台で十分な気もします。
このように、超望遠のシステムについていろいろと考えていくと、結局ネオ一眼でも十分ではないかという結論に至ります。
というか、考えれば考えるほどわけがわからなくなり、毎回この結論に辿り着くという、ただただ無駄な時間を過ごす結果になるわけです。(^▽^;)

まあ今回の収穫は、いい三脚とリモートレリーズが見つかったことぐらいですかね。
結局お金がないので、それらの道具を使うカメラも買えないですけど・・・(T_T)


カメラ分類のブログはこちらに移転しました
カメラ分類学

↓カメラの買い替えを考え中なら