カメラ、プロレス、野球が趣味の私ですが、

今年は目標があります。それは...

年間100冊以上の本を読む!!

ことなのです!

なので、自分の記録も兼ねて、読んだ本のレビューをこのブログに残したいと思います!!!


今回ご紹介する本は...

今村夏子さんの 

むらさきのスカートの女です!


(ここからネタバレ注意⚠️)


あらすじは

主人公(黄色いカーディガンの女)は、

最近巷で話題になっている

「むらさきのスカートの女」と

友達になるために、彼女の詳細を調べたり、

同じ職場に誘導したりしていきます...


この本の感想は、一言で言うと

気持ち悪い作品でした...笑

まず、この本は主人公である

「黄色いカーディガンの女」

目線で書かれています。

なので「黄色いカーディガンの女」

が知っている

「むらさきのスカートの女」の情報が

沢山書かれているのですが、

この情報が気持ち悪いぐらい詳しいです...

なぜかというと

むらさきのスカートの女の

ストーカーをしているから

なんですね。

また、「黄色いカーディガンの女」は普通では取らない行動を取りまくります。


タイトルと大まかなあらすじを見ると

やばいのは

「むらさきのスカートの女」

なのかなと誰もが感じますが、

本当にやばいのは...

「黄色いカーディガンの女」

なのです。

読み進んで行くうちに

「黄色いカーディガンの女」のやばさが

どんどんわかっていくのが

最高に気持ち悪かったです...

(褒め言葉ですけどね笑)


さて、私はこの作品でひとつ気になったことがあります。それは...

「むらさきのスカートの女」

というタイトルなのに、

表紙はなぜ

白に水玉のスカートなんだ?

また、なんで足が4本あるんだ?

ということです。


(※ここからは私の推測なのでご注意を)


私の推測は

「むらさきのスカートの女」

なんて居ない

ということです。

そう、つまり「むらさきのスカートの女」は

「黄色いカーディガンの女」の

空想上の人物

だという考え方ですね。

作中で「むらさきのスカートの女」の本名は

「日野まゆ子」

「黄色いカーディガンの女」の正体は

「権藤チーフ」だということが判明しています。

また、まゆ子は、いい目でも悪い目でも

ずっと注目されている人物なのに対して、

権藤チーフは全く注目されない人物でもあります。

権藤チーフは誰からも注目もされず、

友達がいない自分が嫌で、自身の空想上で

「むらさきのスカートの女」という人物を作り、

それを追う自分を「黄色いカーディガンの女」

と置いて現実逃避をしていたのではないか...

また、「日野まゆ子」という人は

存在するんだろうが、

あくまで権藤チーフの空想上の

「むらさきのスカートの女」に近い人物という

だけでまゆ子はむらさきのスカートなんて履いていないのでは?


と考えるとスカートのことについては

なんとなくわかった気もするんですが、

足が4本については分からないのです...


・「むらさきのスカートの女」と

   「黄色いカーディガンの女」の足

・「むらさきのスカートの女」と

   「日野まゆ子」の足

・「黄色いカーディガンの女」と

   「権藤チーフ」の足

・それとも他の何かの足


予測できることは沢山あるのですが、

どれが1番正解に近いのか分かりません...

片方は足が揃っていて、

もう片方は足が開いているところも

気になります...

足が揃っているのは、仕事ができるまゆ子で、

足が開いているのは、なんとなくパッとしない

権藤チーフって言うことなのかな...?

わかる方教えてくださいm(_ _)m



というわけで、1冊目は

「むらさきのスカートの女」でした。

芥川賞を受賞した作品でもあるので、

読んだことある方も多かったかな?

どの書店にも置いてあると思うので

気になった方はぜひ読んでみてください✨