2024.2.4
昨夜来の雪も止み
朝日とともに、静かな朝を迎えました。


薄っすらと雪化粧をする里の道
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寒さ厳しい中、
能登半島の人たちは
どうしているだろうか。
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元日の午後
能登半島を襲った地震は、
今までの大震災と違って

非常に困難な状況が多々あり、
被災者を想えば胸が痛みます。
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地震後既に1か月以上経ちますが
まだまだ、一般の方も
阪神淡路大震災の時のように
数日後に、日帰りで
ボランティアに行けるような

状況ではありません。

まず時間がかかります。
大阪から特急サンダーバード
に乗って行っても、金沢まででも
3時間近くかかります。

道路の寸断が多く、
宿泊施設自体もほとんど無く、

あったとしても、
地震による被害で機能していません。

そのため、現在は、
金沢などから、
さらに数時間かけて
被災地入りしています。


ボランティア活動は、
1日数時間しかできない状況
となっています。

それでも、高齢者の多い地域で、
荷物や家具、ごみ運びなど、
少しでも感謝されています。

でも、まだまだ余震も多く、
気軽に行ける状況になっていません。


今後、行かれる方は、
盗難などもあるようですので
単独では行動せず、
各自治体と協力、登録したうえで、
数人単位で行動することが必要です。

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日本列島は、どこも
絶対安全なところはない
と言われています。


自然は常に
人の想定を超えています。


でも、怠らず、備えることも
必要です。


例えば、今回の地震では、
長い間、救援が来れませんでした。
そのため、
水や食料の備蓄がとても重要です。

また

我が国では、震災のたびに、
耐震基準を強化してきていますが、
 ・1981年の新耐震基準
 ・2000年以降の耐震基準

震災は、常に想定以上のもの
となっていいるようです。

それでも、やはり
新しい基準や補強をしたもの
については、やはり、

被害としては少なくなっています。

また家具の固定や配置の見直し
日頃のメンテナンス
も必要です。
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話が、地震のほうに
行ってしまいましたが、
散歩中の雪景色もUPしておきます。


 大和高原も薄っすらと雪化粧

 

 

 

 

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左は室生山地、右は大和高原

左の室生山地の山々は、

近年、壮大な歴史が

明らかになってきています。

 

この山地の火山岩は、
奈良県宇田市全域・曽爾村・山添村、
三重県名張市・御杖村・美杉村

広大な範囲で見られます。

この火山岩は、約1,500万年前に
火山灰が固まってできた凝灰岩で、 
溶結凝灰岩と呼ばれるものです。

赤目ハイキングコースの日の谷地蔵も、
室町時代末期から桃山時代にかけて
この溶結凝灰岩で作られています。

 

 



この火山岩の厚さは400mほどあり、 
分布域を考えると、膨大な量が 
噴出したと考えられます。


現在は、火山活動はありませんが、
地中には、マグマの熱が1,500万年以上
の長い年月蓄えられ続けており、

各地で温泉の熱源として
利用されています。