--プラボーロマラーチャワン--


口の中をひりひりとさせたまま、再び歩き出すことにした。

額からはダラダラと汗が流れ落ち、容赦なく体力を奪っていく・・・

正直もうホテル帰ってもいいかな?

そう思いながらもまだまだ灼熱の地を歩き続ける。

続いての目的地は王宮 だ。


王宮はその広さからか建物の大きさから割りとすぐに見つかった。


   

入り口までが遠い                            歩けど歩けど外周


王宮の中へ入れば涼しいだろうとひたすらに歩き入り口から中へ入った。

すると、同行していたインディ君が突然止められたではないか!

なんでも王宮という事でドレスコートがあるらしく短パンにサンダルはやめてくれとのこと。

ここまでなんとなくいい加減なイメージがあったタイだけにコレは意外だった。

(他にはノースリーブ等もダメとの事)
コーディネーターであるインディ君がいないのであれば見てもしょうがないかな?

と、思ったが「せっかくだから見てきなよ」とインディ君は言ってくれた。オレはここで待ってるからとも。

ならばと3人にて王宮へと突入する事に



さすが王宮 入り口には軍隊が


さて、中に入ってみるととにかく金色の建物が多い。

あっちみりゃ金、こっち見りゃ金。

ここまでさんざん金の建物を見てきたのだが、それでもこれにはなじめない。

 

あっち見りゃ金


もちろん感じ方は人それぞれだと思うが、オレにはどうにも悪趣味に見てとれて仕方が無い。


熱風に吹かれ頭がクラクラする



このバカ暑さにくわえて金の跳ね返しで頭クラクラ、眼はチカチカだ。

建物はきっとものすごい文化的価値があるのだろうが、当然ながら理解できない。

しまった、オレのようなものが来るんではなかった。・・・

きっとバンコクに恋焦がれ、来てみたいと思ってる人はたくさんいるだろうに

価値のわからぬ若造がノコノコと来て「暑い」だの「ダルい」だの失礼千万たぁこの事だ。


30分も歩いていると前を向くのもつらくなり、うなだれ、足元をみて歩く始末だ。


警備の軍隊の人はすごいねぇ


もう建物なんかは見てられない。

とにかくここから抜け出さなければ干上がってしまう。


でも、コマネチ


たくさん立ち並ぶ建物をろくに見もせずふらふらと歩き、出口近くで水を購入してこの敷地から出ることにした。

果たしてどこが王宮だったのだろう?旅から帰ってきて結構経つのにいまだにわからないままだ。


--おまけ--


おもしろかったトイレ ヒゲ生えてないけど使っていいんだろうか?



日本語は相変わらずイミフ




--ワット・アルンラーチャワラーラーム--


ワット・ポーを出てワット・アルンへ向けて歩き始めた。

歩いてもすぐの距離にあるとの事だったのだが相変わらず1回じゃ着けない。

それもまた旅のひとつの楽しみであって観光地以外の色んなところが見れて楽しい。

 

なぜか市場のようなところ着いた


が、暑いこの国ではそんな悠長な事は言ってられないのだ!

さくさくとまわっていかないと暑さで体力をどんどんと奪われてしまう!

川の近くの市場のようなところでウロウロとし続ける。もちろん観光客なんざいやしない・・・

現地の人もいぶかしい目で見てくる


そんな時、川の向こうそびえ立つ塔を発見!!

あれだ!あれこそがワット・アルンだ!


しかし、川を渡るすべが無い

どこかに橋か渡し舟が無いものかと川沿いを歩き続けること数十分。

ついに、渡し舟を見つけた。

乗り込むぜ!


3バーツ払って船に乗る。

天上を見ると救命胴衣があるのだが、どう見ても役立ちそうにはない。

もし、船が沈んだら自力で岸までたどり着くしかないだろうなぁ

 

結構揺れる                                  結構汚い


渡し舟に揺られること数分。

三島由紀夫の小説「暁の寺」で有名なワット・アルンに到着した。

自称本好きなオレ。もちろん三島由紀夫なんぞオレは読んでないorz

こんな事なら1冊くらい読んでおくべきだった。


着くとまず、日本の観光地ならばどこにでもある顔を出して写真をとるこんなんがある。

日本だけじゃないのね

しかし、よく見ると足元に40の文字・・・

どうやら写真をとろうものなら40バーツとられるという仕組みらしい。

中々したたかだw(タイに行く予定がある人は注意)

そんな詐欺っぽいものはさっさとスルーしてさっさと中へ

中へ入ってみるとシーサーにそっくりの石造がずらっと並ぶ。

おそらく沖縄のシーサーの元祖なのだろう。


コレはシーサーとは関係ない


そしていよいよメインである塔へ


でかい 75mだそうだ


日本にある五重塔のようなわびさびは無いが、これはこれで中々荘厳なものだ。


この塔はオレらがささえてるぜ!

この塔があまりに印象的なため三島由紀夫の小説を

「暁の寺」ではなく「暁の塔」と間違えてる人も多いだろう。

実際オレも「暁の塔」検索 をかけてしまったw

なんたって旅行会社のHISですら間違ってる 始末だ。

そんな塔を見学し、みやげ物屋を冷やかしたら、ハラ少し減ってきた。

するとタイミングよく屋台がwww

あまり衛生的とはいえない。まあ、日本の屋台もそうだけどね。


基本的にタイラーメンは好きだ。

フジロックに行くといつもタイラーメンとフィッシュアンドチップスを食べているくらいだ。

しかし、こうも暑いとなんだかなぁ(季節感無いけどタイなんでメチャメチャ暑いです)


湯気立ってるしなぁ


しかし、まわりを見渡したところでメシを食うところはなさそうだ。

仕方が無い、とりあえず食うことにしよう。

卓上にある調味料からナンプラーと酢と唐辛子をふりかけ一口すする。


!!!!!


これは!!!!すげー辛いorz

日本の唐辛子とは何か違いがあるのだろうか?

うどんに一味一瓶かけたって食える味覚障害なオレだがコレは異様に辛い!

しかし、まあ、こういうものは辛さの中にうまみを感じることが・・・できない!!

辛い辛い辛い!!!


しかし、自分で唐辛子をかけて辛いから食えないってんじゃさすがにカッコがつかない。

何食わぬ顔しながらなんとか胃に流し込む、額からはザンザカ汗が降ってくる。

舌はもう辛さ痛みを通りこし無感覚の境地へ、脳の左奥が痺れ思考は困難に

普段はペラペラとまわる口も回らなくなり、無言のままずるずると麺をすする。

しかし、麺をすするだけじゃあまだまだだ。なんとしてでも辛くないそぶりを見せなければ。


オレは唐辛子が大量に底に沈んだどんぶりを両手で持つと

スープを一気に飲み干し「ふーっ」と一息ついた。

「どうだい、オレは別に辛くなかったんだぜ?」

そう平気な顔をして席を立ち、となり売店でペットボトルの水を購入し飲み干した。

水を飲み干した後もしばらく舌の痺れはとれなかった。

--ワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム=ラーチャウォーラマハーウィハーン--


涅槃仏のある建物から外にでると白人の観光客が大挙しておしよせてきた。

やはり観光地という事なんだろう。オレらが入った時は人もまばらで静かだった建物も

あっというまに人でうまりわっという熱気でいっぱいになった。

これでは大仏様ものんびり横になってられないだろう。


そんな賑やかな建物をあとにし、ワット・ポーの他の場所を見てまわる事にした。

なんといってもこのワット・ポー約80,000m²もあるのだ。

80,000m²と言われてもぱっとしないと思うだろうから東京ドームに例えると1.7個分だ。

我がCAMEL STUDIOだと、485個分の広さだ。歩けど歩けどキリがない。


あっちに行けばあれがあって、そっちに行けばそれがある。

見るものだっていっぱいだ。

意味のわからぬ塔もあれば


どっかで見たようなサルもいる


頭の中になんとかおさめようとしても何がなんだかわらぬくらいに見るものがいっぱいだ。

なるほど、観光地とはこういうものか!

立派な建物もある

これはなんだろな・・・


あれはなんだ?これはなんだ?とワキワキいいながら寺院内を歩き続ける。

黄金の仏像が並ぶ通路。タイの人は金が大好き


しばらく経った後インディ君がマッサージしようと言い出した。

なんでもこのワット・ポー、タイマッサージ発祥の地らしく寺院内にマッサージがあるのだとか。

だが昨日のマッサージ52の関節技 を経験したオレは遠慮しといた。

そんなに疲れてもいないしマッサージしてる時に他のとこも見てまわりたかったしね。


不思議なオブジェ                      意味のわからぬ建物


日本に帰ってきて知ったのだがこのワット・ポーはタイで初めての学問所だったところでもあるらしい。

学問所といっても教えてくれる人がいて教わる人がいる学校とは違い

タイ式医学や占星術・仏教教理・美術など様々なジャンルの有識者が、

その知識を柱に刻んで残し、参拝者に訪れた人が自分で学ぶというスタイルらしい。

マッサージはその中のタイ式医学の名残なのだとか・・・なるほど、納得


そして、一通り見てまわった後、木陰のベンチで休んでいるとやたらと猫がいる事に気がついた。

あら、かわいい猫ちゃん


犬がやたらめったらいるイメージがあったんだが、ここワット・ポーでは猫が多い。

猫を撮ろうとした時になぜか一緒に入ってきたノリのいい人


猫もこの暑さじゃ大変だよな。

人間様は服ぬぎゃいいけど、猫はまさか毛をむしるってワケにはいかねーしな。

なんて思ってるとマッサージを終えたインディ君が出てきた。

日は高くなり日差しは燦燦と照りつけてきた。

暑さでくらくらする前に次の目的地ワット・アルンへ向かう事にしよう。