世間からは割と遅めの結婚をしました。

入籍をしたのは36歳の時。

挙式を済ませ、ハネムーンから帰国し、妊活を始めた時には37歳に差し掛かっていたかと思います。

そしてその後、有難い事に2人の子宝に恵まれました。

私達にとっては珠のような男の子。

今では部屋中が、トミカプラレールは勿論のこと、ウルトラマンやら恐竜フィギュアやら、私にとっては人生の修行とも言える虫の大図鑑やカブトムシクワガタ大辞典。

そして空手着とサッカーボールに溢れ返っていますし、布団を取り込んだ素足で超合金で出来たオフロードダンプトラックを踏む羽目になる生活をしています。





なのに、人間の欲というのは終わりがないのか。

主人は女の子の子供を更に望んでいます。
私は元々授かれるものなら子供は3人望んでいたのです。

そして2学年差を目指し、夫婦で話し合った結果医療機関の力は借りず、2人の子供を授かった時と同様、排卵検査薬を使って排卵日を予測しタイミングを取ると言う手法で、3人目の妊活にチャレンジしていました。




あれから月日は流れ、今もし恵まれたとしてももう2学年差どころかなんと4学年差です。

私はもう、しれっと43歳になっています。

ただ、驚く事にまだやっています。
未だにやっているのです。

同じ事の繰り返しを毎月毎月、文字通り毎月毎月、記事にこそ記さないだけで未だに変わらず継続していたのでした。

もう今が何周期目なのかも遡って数えなくては分からなかったです。

20周期目でした。




20周期目の高温期9日目です。

ドゥーテストを載せたのは、wondfoでは載せがいもなく無反応だったからです。

でも動じません。
私は良くも悪くもこんな結果には慣れっこなのです。



ほら。

これらは過去の、周期もバラバラの、とにかく今までにフライングをして薄っすら反応があった検査薬達の集合体です。



こんなのもあります。

でも私は妊娠には至っていませんし、必ずこの後に生理が来ています。

なので、今回も高温期9日目だと言うのに肉眼で確認出来るレベルで反応があったとしても昔のように走り出すでも転げ回るでもなく、主人にLINEをするでもなければカフェインレスコーヒーを買いに行くでもなく、結構平常通りなのです。

嘘です。

その度に内心バクバクです。

そして濃くなるどころか反応しなくなる検査薬を見ては生理を規則正しく迎え、こんな思いをするくらいならもう辞めてしまいたいと思ったかと思えば1週間もすれば排卵検査薬を手にしています。

それをもう何十回と繰り返しているのです。

私の人生ですから私の好きにします。

私の気が済むまでやるつもりです。




前日と比べても割と変化が見られるかと思います。

問題はここから濃くなってくれるかどうか。




はい。

なりませんでしたね。

それどころか薄くなりましたよ。
薄くなったと言うかもう反応が無かったと言わざるを得ないですか。





悲しい事に次の日の高温期11日目は2本使ったと言うのに結果はこれです。




ちなみに今周期の排卵検査薬です。

10月5日の夜から陽性が出ていますので主人に伝えましたが子供達を寝かし付けてる横で主人もイビキをかいていましたしそれを起こさずそのままに見送った私もどこかもう情熱は薄れている証拠ですね。

それはそうです。

こんな事を毎月毎月やっています。
同じ熱量で何年も保てるモチベーションを私が持てていたら今頃こんな所にはいないでしょう。

私はあいにく松岡修造ではありませんしどこにでもいる平凡な主婦です。

普段は1人でパソコンに向かい、時に商工会や労務事務所に電話をかけると言う事務の仕事をしています。

子供達が眠りにつき、その横で主人がうっせーイビキをかましていましたら、私もそのまま通販サイトを検索しながら寝落ちを待ちました。

その次の日6日は主人は休みでしたが前日寝てしまった自分にも、起こさなかった私にも大変苛々していましたね。

せーの、知らんがな。

なので、6日は午前と午後とタイミングを取ると言う、私に取ってはまさに生き地獄の様な苦行に耐えて、今回も高温期を迎えたのでした。

排卵検査薬の反応ではもう7日にはLHサージのピークは過ぎていると判断も出来るかと思うのですが、そこは見えないふりして8日を排卵日と勝手に設定した結果で高温期を数えています。



私にピッタリな広告バナーがガッツリと貼られたものです。

春先にかかりつけの先生にやっとの思いで意を決して『3人目を望んでいるが結果が振るわない』旨を相談しましたが、匙を投げられました。

おっそ!いや、おっそ!!

と声に出してもいいんですよとこちらから言って差し上げたい表情をなさっていて、先生が気の毒でした。

そしてここではもう無理だけど不妊治療専門医を紹介すると言って私の生年月日を確認した先生に、私は丁重にお礼を伝えて帰って来ました。

私の住んでいる地域の不妊治療の助成金は43歳未満を対象にしているのです。

そもそも主人との約束が違いますし。




だいぶ涼しくなってきました。

もうすぐ子供達の運動会です。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、運動会への保護者の参加に人数制限があるためおじいちゃんとおばあちゃんには来て貰えません。

私は朝からお重にお弁当を用意して、テントやキャリーを積み込まなくても済むのです。

親が綱引きに出る必要もなく、午前中で解散し、家族4人でお寿司でも食べて帰りましょう。

子供達の演目がとても楽しみです。