あけましておめでとうございます
新年のご挨拶が遅れましたが、ちょっと私なりにクールダウン期間を設けていました。
頭がカッカした状態でブログを書かない方がいいだろうと思いSNSに近寄らないようにしていました。
ご挨拶がてらようやくパソコンに向かってますが、今日のブログも明るい内容ではないです
新年早々楽しい話題をふれなくてすみません、、、
かなだい、オリンピック残念でしたね。
できれば、哉中ちゃんにはもう一度オリンピックに行ってもらって、団体戦のメダルを取って欲しかったと思います。
彼女にオリンピックのメダリストになるチャンスをあげたかった。
そしてあの最高傑作のRD、ソーラン節を多くの人に見てもらいたかった。
それらのことが叶わないのは、本当に本当に、無念です。
哉中ちゃんは、インスタグラムで「北京オリンピックは目標ではあったけど、最終目標ではない。」と言ってました。
(本当に、聡明で気丈で色々な人への気遣いに溢れた投稿で、哉中ちゃんの人間性の素晴らしさに涙がでました。)
また、大ちゃんもそもそも、エンターテイメントの世界でやっていく上で「誰かと組んで踊る必要がある」ということを前から言っていました。
なので、二人にとって北京オリンピックはマイルストーンの一つというのは分かっていますし、私自身もかなだいに望んでいることは、トレイルブレイザーとしてアイスダンスの世界に新風を吹き込んでくれることだったりします。(これは期待値の高いファンの我儘ですが、、、。)
されど、オリンピック。
アスリートなら誰もが立ちたいと思う舞台に違いはありません。そこに立てなかった二人のことを思うと、私のような努力の足りない人間がやすやすとかけられる言葉は一つもないと思います。
二人には今回のことをゆっくり消化して、ゆっくり元気になって欲しいですね。急がずに、周りに気を遣うこともなく。
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話は変わりますが、今回の全日本の選考やジャッジングが物議を醸していますね。
ズエワ先生からも怒りのコメントが発表されました。
そもそも、今回の選考は最初からハンデ戦でした。ワールドランキングは3シーズンの合計ポイントを得られる小松原組を上回ることは実質不可能。そしてシーズンランキングも小松原組と与えられている試合数が違うので、こちらも不利。最初からかなだい組を選ぼうとしている選考ではありませんでした。
それでもその不利をひっくり返し、北京オリンピックに選考されるであろうところにまでかなだいは駒を進めました。素晴らしいことです。
結果、選考条件を満たした数は小松原組と同じ2ー2でしたが、全日本を重視ということで小松原組が選出されました。
でも私は本来小松原組がかなだいのシーズンベストを抜くスコアを出して優勝しない限り選ばれないのではないかと思っていたので、この結果については意外に思っています。かなだいの方が国際的評価が上=オリンピック団体戦で有利なので。
そして、全日本のジャッジングについても小松原組のツイヅルのミスなどをきちんととれば、点数が逆転するのではないかという考察もなされていますね。
個人ブログなのですが、とても詳しく検証されているので、お借りします。皆さまもう目にされていると思いますが。
私はこのブログに書かれていることが正しいのかを推し量ることがまだできません。
アイスダンスをまだ勉強中なので、自分の中に評価を落とし込んで判断するにはもっと多くの演技をプロトコルと突き合わせて見ないといけないからです。なので、こういう検証がなされているんだという経過をおいておくに留めます。
大ちゃんはこのフィギュアスケートという採点競技の世界にどっぷり何十年もいるわけですから、自分がなされたジャッジングの意味を正確に理解していると思います。シングル時代に「ギリギリの勝負をしなければいい」「誰が見ても勝ちという勝ち方をすればいい」と言っていました。彼はいつも採点競技の不条理、ジャッジの能力の限界など色々なものを知っていて、飲み込んで、結果を受け入れ、誰も傷つけずに笑っているのです。器が常人のそれとは違いますね。哉中ちゃんも同じく。
理不尽にな目に遭った時に人間は本性、品性がでます。今回のかなだいも様々な不利な条件の中を戦いました。そして目標が叶うことはなかった。でもそんな時でも品格を失うことなく、堂々と高潔な態度を貫きました。普通はできないことです。それがまた一層悲しく思えて、普段無駄にポジティブな私でも気持ちを切り替えるのに時間がかかっています。でもそんな人達を応援できる光栄さも改めて感じているので、私もゆっくり元気になろうと思います。
新年早々楽しい話じゃありませんでしたが、私の気持ちの整理のために書きました
改めてかなだいが大好きだなーと思った全日本選手権でした。