今日は全国的に気温が高くて、天草でも27℃くらいあったのではないかな。

まだ4月半ばなのに夏日とは、先が思いやられます。

 

ルリハコベは、今の時期天草では各地でふつうに見ることができます。

目立つ色で、小さな花ですがかわいらしい。

 

ルリハコベの花

 

その中に非常にまれですが、赤い色のアカバナルリハコベが混ざっていることがあります。

なかなか出会うことがありませんが、この色もとてもきれいでしかもよく目立つのですぐわかります。

 

この花もかわいらしい。

 

ルリハコベとは全く関係がありませんが、ルリハコベ生育地とは別な場所の湿地で植物を見ているとこれまで見たことがない葉の植物が群生していました。

 

外来種だろうと思って、下の写真のように葉柄のつき方が盾状でしたのでネット検索で葉柄が盾状の外来種と検索するとウチワゼニクサというのがヒットしました。

ウチワゼニクサはアクアリウムプランツで、捨てられたものが増殖したもののようですが、あたり一面を覆って他の植物の生育場所を奪うことは必至です。

こういった外来種が多くなって困ったものです。

こういった状況を生み出す植物が悪いのではなく、このような植物を簡単に野に放棄する人間が悪いのです。

しかし、先に書いたルリハコベも外来種で、一方はかわいいと思い、他方は邪魔者と思う自分自身の矛盾にもどう考えればいいのかなと思います。

 

ウチワゼニクサ(セリ科)

アメリカ合衆国南部の海岸地帯の原産で南北アメリカ、オーストラリアやアフリカに帰化している多年生草本。茎は匍匐して節から発根し、葉は匍匐茎から互生して径1~5cmの円形の葉身をつける。1987年に兵庫県淡路島で見いだされ、その後西南暖地を中心に帰化が確認されている。熱帯魚の水草として広く栽培されている。

(「帰化植物写真図鑑」より)