4月7日(日)、植物観察会が行われました。

まだ全員がそろわないので、集合場所になっている天草市役所五和支所駐車場の花壇に生えているいわゆる雑草と言われるものを観察しています。

カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサが生えていましたので花のつき方や葉の形などを比較しています。

 

ここの花壇は園芸種がほとんどなく、オランダミミナグサやコハコベ、マツバウンランなどいろいろな植物が生えていました。

 

オランダミミナグサ

 

コハコベ

 

マツバウンラン

 

ノミノツヅリ

 

ちょっと珍しいシダ植物、コヒロハハナヤスリもありました。

 

参加者が全員そろったので開会です。

今日はドタキャンの人が3人もいて、参加者は11人プラス子ども2人です。

 

出発です。

今日は植物観察しながら田園地帯を歩き、昼食場所の鬼ノ城公園を目指します。

 

ここではアカメガシワの赤い新芽を見ました。

 

新芽が赤いのは赤い毛で被われているからということを見てもらいました。

紫外線から保護する役割があるようです。

 

ここではつる性木本のテリハツルウメモドキに赤い実がまだ残ってるのを見ました。

 

周りに人家がなくなり田園地帯になりました。

耕作前の田にはコギシギシがたくさん生えていました。

 

コギシギシ

 

今日は春の七草のうちのスズナ、スズシロを除く5つを見ることができます。

ここではホトケノザであるコオニタビラコを見ています。

 

下見のときにはこのようなコオニタビラコの花がたくさん見られたのですが、今日は時期が少し遅くなったのと田植え前の荒起こしをしているようで、少し見つけるのに苦労しました。

 

腰を下ろして何を見ているのでしょうか?

 

小さな水たまりにオタマジャクシが泳いでいたのでした。

 

田園地帯を離れて山に入ってきました。

皆さん、何を見ているのでしょうか?

 

天草の名前がついたシダ、アマクサシダを見ていたのです。

天草で最初に見出されたということでアマクサシダの名前がついていますが、関東以西では普通に見られるシダです。

 

小雨が降り出したので雨具を出しました。

しかし、本降りにはならずすぐに止みました。

 

鬼ノ城公園には12時40分頃到着、昼食を食べた後途中で見た植物について学習です。

 

春の七草や、少し珍しいコギシギシやコイヌガラシについて

 

鬼ノ城公園を後にして、五和支所駐車場目指して歩きますが、往路と異なる道を歩きました。

 

少し藪がありました。

 

藪を抜けると舗装路に出ます。

 

帰路も熱心に観察です。

 

観察会前日は終日雨、翌日の月曜も雨で、今思うととてもラッキーな観察会でした。

春の田園にはいろいろな花が観察され楽しい一日になりました。