今日は終日雨が降り続きました。明日も終日雨のようです。

雨の天気の時は、読書などゆったりと雨の日なりの過ごし方ができるので嫌いではありません。

 

先日、ハルザキヤッシロランを求めて林内をうろうろしている時、あちこちで(十ヶ所くらい)ギンリョウソウを見ました。

ハルザキヤッシロラン同様ギンリョウソウも菌従属栄養の植物、つまり緑葉を持たないので光合成ができず、菌類から栄養を奪って生きる寄生植物ということになります。(ギンリョウソウはキノコの菌糸から栄養を奪って生きています)

 

ギンリョウソウ(ツツジ科)

山地の林中の湿り気のある腐植土の上に生える多年草。

植物体は白色で、茎は高さ8-20cm、鱗片状の葉がつき、茎の先に下向きの花を1個つける。がく片は長楕円形、花弁はがく片よりやや長く、長楕円形。

(図鑑「日本の野生植物」より)

 

全体に白色で、その形を竜に見立てて銀竜草(ギンリョウソウ)といいますが、

うす暗い林中に生えるこの草の形からユウレイタケ(幽霊茸)の別名もあります。

 

雌しべの青い柱頭が見えています。

 

雌しべの柱頭は中央部がへこんで,まわりが青く縁どられ、その周りを黄色い葯が取り巻いています。

最近の研究で、モリチャバネゴキブリがギンリョウソウの実を食べ、糞を排出する際に種子をまき散らしていることがわかったそうです。