今日の天草は薄曇りの一日でした。

 

今日は後から出てくるミサオノキ(アカネ科)の花を見に行ったのですが、残念ながらすでに花は終わっていました。

その代わりではありませんが、予想していなかったウリノキの花に出会えました。

 

ウリノキ(ウリノキ科)

 

下から葉の裏面と花を撮りました

 

ウリノキの花

白い花弁がくるりと巻いています。雄蕊は12個

 

チシャノキ(ムラサキ科)の花も見ました。

本州(中国地方)、四国、九州、琉球に分布となっていますので、このブログを見られた中国地方以東の方には縁のない植物ですね。

 

2か月後くらいには、このようににぎやかに実がたくさんつきます。

 

植物を見ながら歩いていた時に、ふっと見上げると小さな花が目に入りました。

確かめようと土手を上がって葉を見ると、ヤブニッケイだとわかりました。

ヤブニッケイ(クスノキ科)

 

ヤブニッケイの花

クスノキの花にそっくりです

 

バイクで移動していると、とても賑やかな花。

これは写真を撮らざるを得ません。

ヤマビワ(アワブキ科)です

 

ヤマビワの花

和名はビワの葉に似ていることからです。

本州(伊豆半島以西)、四国、九州、琉球に分布。

 

ミサオノキ(アカネ科) 本州(紀伊半島以西)、四国、九州、琉球に分布

今日出かけたのはこの花を見るためでしたが、すでに終わっていました。残念!!

常緑低木で、花が咲くほどの大きさの木になかなか出会えなかったのですが、昨年実がついていたのを確認していたので花を見に来なければと思っていたのです。

まだ花を見たことがないので、来年は5月中旬位に来ればいいかもしれません。

ちなみに、和名は操の木(ミサオノキ)で、いつでも葉が青々としているので操がかたいことになぞらえての命名だそうです。

(来年のNHK朝ドラ放送予定の牧野富太郎博士の命名ということです)

 

とても実がきれいな植物に出会えました。

ツルコウゾ(クワ科)です

 

ツルコウゾの果実(食べられます。ほんのり甘みがありました)

 

花は4月、雌雄異株でこれは雌花

赤い糸のように見えるのは花糸。なかなかきれいです

 

ツルコウゾは普通に見られる植物ですが、図鑑によれば本州(山口県)、四国、九州に分布ということで、本州、北海道に住んでいられる方たちには全く縁のない植物ということで少し驚きました。

雄花