今日は気温が20℃を越え、暑さを覚えるほどのいい天気でした。

花壇用に夏~秋咲きの花の種を3月末に播種したのですが、土が悪かったせいかいくら待っても発芽しなかったので今日再度ポットに播種しました。

 

先日、路傍や畑のそばでナガミヒナゲシやアツミゲシを見ました。

ナガミヒナゲシ(ケシ科)

地中海地方原産の越年生草本

春、茎の上部に長い花茎を出し、径2~5cmの橙色の4弁花を着け、果実は円柱形をしています

1961年に東京で初めて見いだされましたが、現在では日本全国に広がっているようです

 

橙色の目立つ花で、天草でも道路沿いの植え込みの中などでよく見ます

 

果実が細長いことからナガミヒナゲシの名があります

一つの果実に1000~2000の種子が入っているそうで、一株にたくさんの果実ができるので繁殖力が強く、あちこちに普通に見られるのは当たり前のようです

 

アツミゲシ(ケシ科)

北アフリカ原産の越年生草本、1964年に愛知県の渥美半島で初めて報告され、本州から九州まで市街地や荒れ地に散発的に発生するということで、アツミゲシのアツミは渥美半島のこと

私が見たのは倉岳町棚底、五和町御領の二カ所で、いずれも畑のそばに一株だけ生えていました

花がきれいだから採らずに残している、というような感じでした

この写真は倉岳町棚底で撮ったもの

 

こちらは五和町御領でみたもの

 

濃紫色の花弁が4枚

ケシほどではないが、未熟果実にモルヒネを含むため、麻薬取締法の対象になっているということですから栽培してはいけないということなのでしょう

 

葉には鋭鋸歯があります