今日は野草の紹介を休みまして、自宅横の畑で行っている自家消費用の野菜作りについて書いてみます。


 園芸店などにタマネギ苗が並ぶようになりました。昨年はタマネギ苗を200本、赤タマネギ苗を50本植えました。これだけの数作ると知人などに少し分けても、夫婦2人で4月初めの収穫から大体9月くらいまでタマネギを買わなくてすみます。今年も同じ数植える予定で2週間ほど前に畑に堆肥を入れて耕しておきました。

天気予報では週末から月曜日にかけて雨が降るようなので、今日タマネギ苗を植えようと思い「とれたて市場」に出かけて苗を200本買いました。値段は1000円でしたので、1本当たり5円ということになります。赤タマネギ苗はまだ出ていませんでした。


タマネギ苗
タマネギ苗 (100本束が2つで1000円)


 家に帰って、10日ほど前に作っておいたボカシ肥料(油粕、ぬか、籾殻をEM液で発酵させたもの)を畑に入れて耕し、穴あきマルチをします。1箇所で100本の苗を植えますので、2箇所同じようにします。マルチを張ったあと苗を植える予定でしたが、今日はマルチを張り終えるところまでしかできませんでした。

 今日は気温が25℃を超え、日射しがとても強く少しの作業で汗びっしょり、その上、蚊が多くて蚊と戦いながらの作業で能率的ではありませんでした。南国天草は12月まで蚊がいます。苗を植えるのは明日に延期です。


畑(左)
穴あきマルチをしているところがタマネギを植える予定の場所

畑(右)
新しい穴あきマルチをしているところがもう一箇所のタマネギ苗を植える場所

上の写真と合わせて我が家の畑の全景です。(自宅2階から撮りました)

 仕事をしているときも、ままごとみたいな野菜作りをしていましたが、何しろ自分で満足できるような野菜を作る時間がなかったのが実情です。退職した今は、時間がたっぷりありますので、落葉を集めて腐葉土を作って畑に入れ、EM菌を使ったボカシ肥料で野菜を作るという無農薬有機栽培を行っています。 

自家消費用の野菜つくりですので多品種少量栽培です。それでも夫婦2人には多すぎるほど収穫できます。


腐葉土つくり
腐葉土を作ります。

落葉と米ぬか、鶏糞などにEM液をじょうろでかけその上に土をかぶせる。その上にまた落葉を敷いて米ぬかをかけ、鶏糞、EM液、土、とこれを繰り返して積み重ねていきます。枠の中が一杯になったらブルーシートをかけて3月までそのままにします。3月になると栄養たっぷりの完熟の腐葉土ができています。

こうして作った腐葉土を畑に入れると立派な野菜ができます。



今日の収穫物など

サトイモ収穫
サトイモ


石川早生という小芋専用のサトイモを今年初めて植えてみました。少しづつ収穫して食べていますが、柔らかくて粘りのある食感でおいしいです。芋が小さいので皮むきが少し面倒です。やはり赤芽大吉がいいかなあ・・。


サツマイモ
サツマイモ ( 上は安納イモ、下はベニアズマ )


5月にそれぞれ10本の苗を植えたのですが、安納イモの方は数も大きさもいまいちでした。

ベニアズマはよくできました。

サツマイモは肥料をたくさん入れると、つるだけが伸びて芋が全くできないつるボケになりますので、苗を植える場所には米ぬかと草木灰を入れただけでした。ベニアズマはよくできたのに、何故安納イモは出来が悪かったのかよくわかりません。2週間ほどダンボールに入れて寝かせておくと甘みが増しますので楽しみです。


これから収穫する根菜類


ショウガ
ショウガ

大きく育っています。昨年はスライスして酢漬けをたくさん食べました。


つくね芋
つくねイモ


今年初めてつくねイモの苗を6個買って植えてみました。つるがすごく栄えていますが、イモが大きくなっているでしょうか?葉が黄色くなってから収穫しょうと思っています。収穫まであと少しです。



収穫中の葉物

ホウレンソウ
ホウレンソウ


9月29日に播種しました。少しずつ収穫して食べています。


コマツナ
コマツナ


9月下旬に播種しました。大きくなりすぎています。みそ汁や油揚げとの煮浸しにして食べています。


サニーレタス
サニーレタス


9月20日に苗を定植しました。外側から葉を摘んで食べています。


シュンキク
シュンキク

9月20日に苗を定植しました。みそ汁やすき焼きなどで食べています。


ワケギ
ワケギ

みそ汁に入れて食べています。


ピーマン
ピーマン

まだ生っています。


もう少しで収穫できる作物


ダイコン
ダイコン

9月20日に播種しました。40本ほどが育っています。収穫まであと少し。


白菜
ハクサイ

外の方はだいぶ虫に食われていますが、中の方は大丈夫です。

スーパーなどで売られている虫食いのないハクサイはけっこう農薬が使われているのでしょう。


ただいま成長途上の野菜たち


キャベツ
キャベツ

葉が少し巻き始めました。虫に少し食べられていますが、ハクサイ同様、中の方までは食べられませんので大丈夫です。

 天草市内のあるところに、広大な畑一面にキャベツが栽培されているところがあります。そこのキャベツはそれは見事、虫食いなんて全くありません。それどころか、モンシロチョウが全く飛んでいません。

なんでモンシロチョウも飛んでいないんだろうな?? と、不思議に思います。農薬が散布してあるから虫食いがないのはわかるけれども、モンシロチョウも忌避させる作用があるのかなあ?

この写真のような、ところどころ穴のあいた虫食いのキャベツはお客さんは買わないでしょうね。

でも、農薬を使わないとこうなるんだよなあ。


ブロッコリー
ブロッコリー

ずいぶん大きく成長しています。株が大きいと大きなブロッコリーができます。


コカブ
コカブ

10月30日に間引きをしました。もう少し間引きが必要かもしれません。


来年収穫の野菜です。


ラッキョウ
ラッキョウ


毎年一部を種球として残し、大部分は酢漬けを作ります。写真は9月に植えた種球から発芽成長したものです。来年6-7月頃が収穫です。


ニンニク
ニンニク

10月に植えつけました。来年5月下旬頃が収穫です。収穫すると種球として一部を残し、大部分は皮をむいて冷凍庫で保存します。1年間ニンニクは買う必要がありません。


アスパラガス
アスパラガス

もうすぐ地上部は枯れます。4月になると新芽が次々に出てきます。それを収穫して食べます。

アスパラガスは畑の豚といわれるほど肥料を食います。だから新芽が出る頃にたくさん肥料を食わせてやりますと、次から次に7月頃まで芽を出し続けて収穫させてくれます。


ツワブキ
ツワブキ


畑の一画にツワブキを植えています。これは家の周りが山ですので、ツワブキはいくらでも生えています。でも日当たりが悪いのでやせています。この野生のツワブキを掘ってきて、畑に少しずつ植えました。

日当たりがいいので大きな株になりました。春になると新芽を何回も摘んで食べています。

秋は写真のように黄色の花が楽しめます。


 私の秋の農作業もあとタマネギ苗の植えつけとツタンカーメンのエンドウ、スナックエンドウ、ソラマメの3種類の豆類の播種で終わりです。

 野菜作りは手をかけただけ、野菜たちが応えてくれるのでとても楽しい作業です。

また、畑のどこに何をいつ植えるか、それまでにどんな準備をしなければならないかなどの段取りも必要で、体だけでなく頭も使います。スマホで脳トレするよりもよほど脳の鍛錬になるかもしれません。