ヤクシソウ(キク科)

ヤクシソウは日当たりのよい山地に多い越年草で茎は枝分かれが多く、高さ30-120cmです。

日本全土に分布しています。


ヤクシソウ全体
ヤクシソウ


 ヤクシソウは秋の天草の山地を黄色く彩る植物で、少し山に入ればどこにでも極くふつうに見ることができるキク科の植物です。

花は初秋から開き、秋遅くまで開花して花が少なくなった山道を彩り、我々の目を楽しませてくれます。

花がないときでも、茎を抱く独特の葉のつき方を覚えていれば誰でもヤクシソウだとわかるはずです。

ヤクシソウという名前の由来はなかなか納得いく説明がされているものがないようでよくわかりません。

ヤクシソウ全体2
ヤクシソウ



ヤクシソウ葉
ヤクシソウの茎と葉


茎は褐色をしており、葉は茎を抱いています。縁には波状の低い鋸歯があります。


ヤクシソウ花
ヤクシソウの花

茎頂に多数の頭花がつき、頭花は13-19個の舌状花だけから成ります。



ヤクシソウ花拡大
ヤクシソウの頭花