仕事やら、なんやら、お付き合いしてた頃といろんなことが一転し。
我慢の嵐だった四年間。
本当に無理だと思って、いろいろ言って喧嘩して来た
つもりだった。
嫌いじゃなく。
好きなのに
一緒にいるのが辛い。
なんなのこれ。
という状況が続いて、自分の言いたいことが伝わらない。
今ならわかる。
言葉を選んでないつもりが、全ては言ってなかったのです。
問題とそれに対して、細かく、ネチネチいうのが嫌だった。
あまりの課題の多さに、
私がやればいい、これくらいはどうにかなる。
とどこかで思ってたんです。
何分、物静かで反応が薄い人なので、なおのこと言いにくかった。
スルーされてる感ハンパないのです。
彼は声が通らなくて
私は彼の声が聞き取りにくくて
返事がいつも無いと喧嘩してたんですが、どうやら本人なりに薄く反応していて。
小さなことのすれ違いと思い込みと勘違いが、お互いに誤解を生みまくっていたんですよね。
まるで外人と話しているみたいにお互いの想いが伝わらない。
まぁ、結婚してからの出来事をみんなに話すと、
「よく離婚しなかったね」
と言われます
いろんな出来事に辛いと思いながらも、彼に好かれてるし、家族を守るために頑張ってるのに、家族を大事に出来ない物理的な現状に、「今はしかたない」と言われ、そうなんだろうと察して我慢してた。
我慢すると、体に出まくる素直な私が、四年も！
去年一年、自分の心地いいや、言いたいことを言うことはそれなりにやってはいたんですが、根本の勘違いに気づかなかった。
自由に自分の気持ちに素直にしていけばいくほど、出てくる物凄い違和感が掴めず。
結果、今回の妊娠のつわりの酷さと、併発した婦人病。
キタキタ、女性性の部分が最悪ですよ。
だから、男性性もうまく回らない2016年の後半。
もやもやとスッキリしない感覚が募り、全てをリセットしたくなった。
そんな最中の強烈なつわりで、望み通り全て強制的に活動をストップすることに。
そして、旦那様と最終決戦。
離婚して2人目産むか。
それとも、一緒にやっていくのか。
で、なんと、
今日は仲良く結婚記念日を過ごすことができました
もともと、私の変なところは受け止めてくれていた人なのですが、家でほとんど会話がないので、無意識に言葉数が少なくなってたんですよね。
彼:私の話す比率が
1:20くらい違うんですもん。
1人であーでもないこーでもないって虚しくなるじゃないですか。
でも気付いたんですよ。
この人私が一方的に話しててもいいんだということ。
そして、彼は意外と聞いていること。
出来ないこと以外は静かに実行してること。
そして、困るのはその報告がないこと
悪気なく、こうして欲しいと言われても実はそんなに気にならないらしく。
私が普通に伝えたら、怒りもせず、忘れてなければできる限りやってくれることに気づいたんです
思わずお茶しながら、確認してしまいましたよ。
「私ばっかりべらべら話しててもウザくないんだね。
でも、反応ないから嫌なのかと思ってたよ」
」って。
その返信ですら
「別にウザくはないよ」
にこりともせず無表情でお答えくださいましたよ
その後、3ヶ月ぶりに会った前の仕事の患者さんにはち切れんばかりの笑顔で話している彼を、遠巻きに見ながらニヤニヤ。
「身内にもあのくらいの反応してくれたらいいのに」
」「3ヶ月ぶりに ばったり会ったらそりゃ、おぉ！ってなるでしょ。
毎日会ってる人にそうはならないよ」
ようは、
私はいでもニコニコしてたい、テンション高めの大袈裟な人。
彼は物静かで騒がない人。
（飲みの席だとか仕事してると、明るさが違います
変なところで面白い事を突然やったり言ったりする）
男性には多いんですよねー。
こんなタイプ。
感覚が違いすぎて分かりづらかったんですよねー。
彼自体は信頼したいのに
私が私を信頼できなかった。
毎日小煩い嫁になったらこの物静かな旦那様に嫌がられると、深層心理で思ってたのです。
それなりに小出しにしてたし、切れてなん度も怒ってたので、言えてるつもりだったんですよ。
でも、今回倒れたことで、関係性の見直しをした時に
「我慢して、ためて爆発して文句いわれるくらいなら、毎日言われた方がいい」
と言われたんですよ。
マジで？！
ということで、毎日
「あれが嫌でこうして欲しい」
「これが辛いのでやって欲しい」
「こうして欲しい」
「あれが欲しい」
「これがないからかってきて」
などなど、
夜が遅かろうが、仕事忙しそうで、疲れてそうでも、遠慮なく伝えるようにしました。
日常のことで聞いてもらいたいことも、反応薄い相手にずーっと一方的に話してます
彼の場合、出来ない時や嫌な時には言ってくるので、そこは要相談もちゃんとできます。
ようは私が一方的にならずに、薄い反応なりに事が進むわけです。
ベラベラ話す私に、すごく薄く反応する彼。
実にはたから見てたら変です。
変な嫁だから変な旦那様と付き合える。
逆も然り。
そして、それでも仲はいいのですよ
とりあえず、5年目でがっつり修正が入り。
物凄い楽になって。
結婚記念日に休みを合わせてくれて。
一日中一緒に、特に話もせず、穏やかに過ごさせていただきました。
今私が感じていること。
妊娠してから、凄い自然の中に身を置きたくなるから自然の中に行きたいけど、どこかあるかといえば、答えてくれるし、可能なら付き合ってくれる。
本当は森林浴がしたいと言ったのですが、距離的に私の体の負担が大きくて、近くの海になりましたが、
潮風も潮の香りも、
瀬戸内海のさざ波も、
見渡せる青空も、
私を癒してくれました。
近くのカフェでランチをいただいて。
とても静かで心地よい時間でした。
何も話さなくても
話をしても
穏やかに一緒にいれる。
それは実は実家の家族だと私にとってはとても難しいことでした。
ここにあるじゃない。
私が緩める。
心地がいいと思える瞬間が。
何もなくてもいい。
何かしてくれてもしてくれなくても。
愛だねぇ
今後も更に私達にしか出来ない、
私達の夫婦の在り方で、
周りと比べず、
楽しみたいなと思うのでした。
旦那様、今後も不思議ちゃんで自由で我慢がきかない嫁をよろしくお願いいたします