こんばんは









最近サボり気味だった『もう誰も愛さない』のブロクも、ちょっとずつ進めようということで、今日は第8話です。








今回は卓也や小百合らが美幸を貶すために各々が計画実行する展開で

序盤の卓也の「復活を待ち望んだ悪魔たちが今蘇生しようとしている」という台詞が示すように

美幸を貶すことに躍起になって生きがいを取り戻しているような姿が描かれています。


一方で小百合たちの企みに金の匂いを感じた玲子が独自に調べようとする様子も描かれ、今後、どう絡んでいくのかが興味深い展開でした。


後半は運営のために買っていた株の株価を操られ窮地に立たされる美幸の姿が描かれ

いよいよ小百合の復讐が開始したと思った矢先に、美幸は卓也との子を再び妊娠、小百合は初期の子宮頸癌に侵されるという急展開で、またまた先が読めません。










それでは各登場人物の詳細です。





●沢村卓也
今回は美幸の家でほぼ監禁状態にある中で

自分が美幸の監視下で何も出来ない無力な奴だと油断させて、美幸を出し抜こうと策を実行する様子が描かれており

次回予告で予想してた美幸へのアプローチも頼まれてのものではなく、自主的なものでした。


監禁状態の人物が監禁者を欺いて懐いているふりをする様子は、監禁サスペンスものの常套手段を見ている印象で

今回の卓也は『ミザリー』のジェームズ・カーンのようにしか見えませんでした。


しかし今まであれだけそっぽを向いてたのに、あからさまにわざとらしく愛想を振りまいて美幸にバレないのが不思議。

普通に見ても怪しいレベルなのに。


次回予告では歩けないふりをして密かにリハビリをしていた成果を美幸に見せつけているシーンがあったので、彼も美幸に何かを仕出かすような気配があります。






●宮本小百合
今回は美幸を陥れるために本格的に動く様子が描かれます。


まず手始めに

かつて米倉の秘書だった圭子に、美幸の会社の秘書の林の動向を探らせて弱点を見つけ

今度は戸川を利用して美幸の会社が株の売買をしている会社の株を操って損を出させて、美幸をブルースコーポレーションから追放させようとしますが

さらに陥れようとした矢先に初期の子宮頸癌に侵されるという急展開に襲われます。


計画を実行する描写は、卓也が米倉に変わっただけで、まんま第1話を見ているような印象で

美幸に復讐しようとしていると言うより、再び美幸を利用して悪いことを企んでいるようにしか見えません。

しかし、計画の裏に卓也のことを考えているところが(表立っては言ってはないにせよ)1話の時とは違うなと感じさせました。


次回予告で殺されそうになるシーンがあったので美幸に株の件がバレて復讐返しされる展開が予想されます。







●田代美幸
今回は監禁している卓也の術中にまんまと嵌められるポジションで

卓也の自分への好意(しかもSEXまでしている)が策のあってのことだと思うと

卓也への行為は犯罪めいているとはいえ、それまでの経緯が、皆、卓也たちのせいだということを考慮すると非常に気の毒に見えます。


さらに後半では小百合の策略で会社の金で無断で買った株が暴落し、損失を出すという窮地に立たされるという、立場的にはドラマ前半の米倉みたいな感じに追いやられています。


それにしても卓也がワザとこぼした牛乳を、自分の体を使って拭く流れからの美幸の足を舐め回すシーンは殆ど羞恥プレイにしか見えませんでした。(^^;


終盤になって卓也の子供を再び妊娠するという急展開になり、今後どう絡むのか気になります。


次回予告では小百合の暗殺を企てる様子が見え、小百合の策略に気づいた節が見えます。






●米倉俊樹
今回は戸川の運転手として働くという、かつて自分の運転手をしていた卓也のようなポジションとなります。

まだ自らアクションを起こす様子がありませんでしたが、次回以降、美幸を陥れる策にどう関わるのか気になります。


何話か前からそうですが、小百合との絡みが、自分の立場が堕ちている事もあり、全く高圧的ではなくなったのは大きな変化でしょうか。





●牧村通
今回は米倉の秘書だった圭子とブルースコーポレーションの美幸の秘書の林が一緒にいるところを偶々目撃し

何か企んでいるのではと小百合を探っていたところに玲子に話を持ちかけられる役どころで

出番は少なかったですが、次回以降、玲子と結託して何かを仕出かすのではと思われます。


オープニングのダイジェストで卓也を刺した後に顔を晒すシーンがあったんですが、前話の時にそんなシーンあったかな?。






●町田玲子
今回は小百合が戸川に援助してもらうのを知って

金が動く匂いを嗅ぎつけて、卓也ら近辺から様子を探ろうとするというゲスさ全開の行動を起こします。


卓也に父親の裁判をダシに情報を聞き出そうとしたり、偶々居合わせた通と情報交換したり、挙句に卓也の父親の元春の刑務所にまで出向いて卓也の起こそうとしている事を探るなど

今までよりも金のために動く行為が露骨です。


通と組んだようなので、次回以降、どういう風に卓也たちと絡んでいくのか気になります。






●田代弥生
今回は中盤で卓也に頼まれて小百合に手紙を届ける役割。


身内が変になり、卓也たちの策略にもやんわりと巻き込まれてしまい、ここにきて受難続きで気の毒です。





●水木圭子
かつて米倉の会社で秘書をしていた女性。

卓也たちに乗っ取られた後も秘書として登場してましたが、卓也たちが失脚した後は庶務課に回されたことが小百合との会話で明かされます


今回は小百合に頼まれ、ブルースコーポレーションの支社長の美幸の秘書の林に接近して動向を探り、
美幸の会社が株の売買してをしている会社を突き止めるという活躍を見せます。


バーで林を誘惑する色仕掛けがバブル臭満載で飛び切りダサいのが非常に印象に残りました。





●戸川啓介
今回は小百合を正式に愛人として迎え入れる様子が描かれます。

まあそれだけの出番だったので、次回はどう絡むのか気になりますが。





●戸川亜紀
今回は前半でチラッと顔を見せるだけなので、特筆すべき事はないんですが

強いて言うなら、まだ卓也への未練はある様子でした。





●沢村元春
今回は玲子に卓也の怪我の情報をダシに、卓也が弁護費用を工面する方法を探っていることを明かしてしまう役割でした。

自分の裁判のためなら、玲子にも媚びへつらう姿は、こいつも厳禁だなと感じました。






●王小龍
今回は支社にひょっこり現れ、美幸の暴走の一部始終を見た後で林をどつく役柄でした。

その際に、何のために側においているのかを正す言葉をかけていて、単なる秘書として美幸の側においている訳ではないようでした。





●林洋二
今回も美幸への歪んだ愛情の暴走から、卓也を絞殺しようとするというキチガイっぷりを発揮します。

結果的に未遂に終わったばかりか、美幸にもドツカれ、王にもドツカれるという踏んだり蹴ったりぶりですが

そこを突かれて圭子に接近され支社を脅かす情報を流してしまうという地味にいい活躍を発揮します。


卓也への殺人未遂でクビにされたはずでしたが、支社の株の売買の損失騒動でその辺は無かったことにされている様子でした。










というわけで、今回は美幸と小百合に急展開が起き、次回はどう転ぶのか気になるところです。