こんばんは



今日は『もう誰も愛さない』の第3話のブログです







前回までのおさらいとしては

田代家の土地を奪う計画があと寸前のところで、米倉にバレてしまい、計画が失敗に終わった卓也と小百合は米倉に支配される生活を送ることになってしまったが

その2人の前に、米倉に雇われていた玲子が米倉を陥れて欲しいという話を持ちかけ、米倉と婚約している亜紀を誘惑して婚約を破断させようというところまでが2話の流れです




そして第3話は

本筋は"卓也と小百合が米倉と亜紀との婚約を破棄させるために、亜紀を誘惑する計画を実行する"展開が概ねメインとなり

亜紀の誘惑に成功するまでが描かれます。


そこに失明した美幸の入院生活に、殺し屋に襲われる展開や美幸の入院中に小百合と一緒に暮らすことになる弥生の描写

卓也を怪しんだ通が身辺を探る展開が並行して描かれます。(そこら辺の詳細は後述します)


最後は殺し屋に襲われ、卓也との子供を流産してしまった美幸が殺し屋を殺してしまうところで終わります。

次回ではいよいよ美幸が真相を知るような展開が示唆されていました。






それでは各人物の今回の経緯を説明します。




●沢村卓也
今回は米倉を陥れるために亜紀を誘惑する作戦を決行する様子が描かれます。

一方で美幸に罪悪感があるのか、小百合に美幸と弥生の面倒をみると宣言してしまったために、美幸に新たな悲劇を生むことになってしまいます。

今までの話もそうでしたが、今回の入院中の美幸と面会シーンの描き方が極めてダサい。

牧村が病室にやって来て口論するシーンも、むず痒さが90年代感が満載でこの辺も今見てしまうとギャグにしか見えません。





●宮本小百合
今回も米倉を陥れるための計画を自ら企てており

卓也が亜紀を誘惑するきっかけを作るために、自分と米倉との密会を亜紀に目撃させるよう、巧みに陽動するなど悪賢い面を晒しています。

しかも今回は卓也が美幸を好きであることに嫉妬し

卓也には秘密裏に殺し屋を雇って美幸を殺そうとするというビッチぶりまで見せており、回を重ねる毎に悪さが増してます。

3話では田代家の火災で唯一生き残った弥生の面倒を見るようになりますが(もちろん記憶が戻ったら口封じするつもりなんでしょうが)、ここからどう改心するのか逆に気になってきました。

また米倉に青山の空き物件を買い与えられ、ペットショップをオープンするというバブル感フルスロットルな展開がありましたが、この設定の無理矢理感も90年代の象徴かも。




●田代美幸
前回、家族の死のショックで失明してしまったため、今回は病院での入院生活のみでしたが、後半から彼女の話にも動きが出ます。

卓也と小百合の計画に巻き込まれたばかりに不幸が大連鎖してますが

3話でもまだまだ不幸ぶりは健在で

小百合に卓也との仲を嫉妬され、殺し屋に命を狙われるばかりか

終盤では殺し屋に蹴られお腹の子を流産させられてしまい、怒りに任せて殺し屋を殺してしまうという没落っぷりで

しかも自分が騙されていることをまだ知らない上に、病室に来た元婚約者の通には自分の家族が死んでしまったことはそっちのけで、またしても皮肉を言われる始末で、ここまで報われないキャラも本当に珍しいなと思います。

いよいよ次回では、自分が嵌められていたことを知るようなので、ここからどう修羅の女になっていくのか興味深いです。

今回、流産したショックで失明していた視力が回復するという展開がありましたが

そんな事が本当にあるのかは疑わしいです。(ショックで失明してしまうのは『ロスト・アイズ』というスペイン映画でも主人公がストレスを受けると徐々に視力が低下していくという設定があったので、まだ納得できましたが…)





●米倉俊樹
今回は再び罠に嵌められるポジションということで

卓也たちに亜紀との婚約を破断させられるわけですが

一方で融資相手として期待していた戸川啓介からの入金がされてない描写が今回あり、どうやら彼の陥れる策略には戸川も絡んでいることが覗えます。

性格面では卓也が亜紀を介抱したり、仲良く談話しているのを見て嫉妬している様子が描かれ、束縛男感が全開でしたね。





●町田玲子
今回は卓也や小百合、戸川啓介と3つの密会シーンが描かれてましたが、戸川啓介との関係性が少し垣間見えましたね。

あまり目立ったアクションは見せてませんでしたが、まだまだ裏で手を引く様子が伺えるので、次回以降も気になるところです。





●牧村通
今回も入院している美幸に面会に来るシーンがありましたが、ここでも、それまでの美幸の事情を考えずに嫌味を言うクズな奴を晒しています。

一方で、3話では美幸に近づいた卓也を怪しんで身辺を調査するために尾行するようになり

卓也と亜紀がキスする姿を盗撮するシーンが描かれ、やっとストーリーの本筋にも絡んできました。

4話では彼の盗撮した写真がきっかけで美幸が真相に気づくのではと予想してしまいます。

それにしても薬丸裕英の芝居は、他の誰よりもクサイというか下手ですね。





●戸川啓介
今回も出番は少ないですが、玲子との密会で米倉を陥れる策略に一枚噛んでいる様子が伺えました。

また玲子によって実は米倉のことを全然信用しておらず、近づいた理由も単に強い男が好きだったからという事が明かされましたが

だとすると、娘の婚約相手にそんな素性の知れない男を選んだ理由が逆に分からなくなりました。

この辺も後々明かされるんだろうか?。





●戸川亜紀
今回は策略のために翻弄されるポジションで美幸ほどではないにせよ被害者といってもいいかも。

駐車場で米倉が卓也と口論している様子を立ち聞きしていたシーンがあり、米倉の悪事を少なからず知ることとなったので、この辺も伏線として絡んでくるのかも。

それにしても卓也との会話で、射手座の卓也にちなんで飼うことになるペルシャ猫にケンタウロスと名付けるというのはセンス悪すぎとしか言いようがありません。(^^;





●田代弥生
今回から小百合と暮らすことになりますが

あるきっかけで記憶を少し取り戻すようになり、いつ小百合の正体に気づくのか気になるところ。





●沢村元春
今回も面会シーンだけでしたが

1話で登場した手帳を卓也が見せると態度を豹変させ、口をつぐんでしまったので、彼の裁かれた罪状と何やら関係がありそうです。









とまあ、さらに複雑さが増したこのドラマですが、次回から美幸が事実を知ることになりそうなので、大きく展開が変動しそうです。