こんばんは



今日は久々にゲームのブログを書こうと思います。
ゲームブログの時は今のところプレイステーション時代のゲームでよくやっている作品を書いておりますが、今回もその路線で『ツインビーRPG』を紹介します。


『ツインビーRPG』はコナミの有名シューティングゲームの『ツインビー』シリーズから出た唯一のRPG作品です。
シナリオとしてはライムトたちが住んでいるどんぶり島に、突如、謎の黒い霧が発生し大人が次々に倒れていくという怪事件が発生し、メローラ姫の願いに反応した異世界からやってきた主人公(プレイヤー)がどんぶり島の事態を納めていくという話で
黒い霧の発生後にどんぶり島の各地に現れたボスを倒すことで、霧で倒れた大人たちを目覚めさせるのが目的となります。

異色なのはツインビーを操縦するのが終始主人公となり、シリーズでは主役のライトは本編にはほぼノータッチな上に、初っ端もウィンビー、グインビーが登場せずにゲームのオリジナルキャラのパーティでゲームを進行することになるところでしょうか。
さらにこのゲームの特徴なのがザコ敵を倒すと破裂して果物を入手でき、ミキサーで回復アイテムを精製できるという部分です。後にも先にも、この要素はこのゲームしか見たことがありません。


RPGとしてはパーティ編成が攻略が進むと度々チェンジしたり、シューティングゲームの時には表現できなかったオリジナル技を入れたり(ウィンビーの“ハートフルシフォン”という技は攻撃後にパーティのHPまで回復するという内容で、当時としては珍しかったと思います)、シューティングゲーム時に撃てる合体ショットを戦闘時の合体技として使用出来るなど、凝った部分もあり頑張っています。
ただ、最終パーティがツインビー、ウィンビー、グインビーで固定となるからか、間で仲間になるモルテ、フィーレン、シーズ、サリュートが離脱後は再度パーティに加わることがないのが残念なところでもあります。この辺がFF6のような自由なパーティ編成のできる仕様だと嬉しかったです。
それとマドカが思わせぶりに戦闘ステータスまで作られ、必殺技も名前は複数しっかりとあることから、隠しキャラとして仲間にできるのかと思いきや、そういう要素が無かったのも残念。
容量の問題もあったんだろうけど、この辺の自由度を突き詰められたらかなりな名作ゲームになれたかも。

ただ、その反面でミニゲームの要素が他のRPGよりも多分に含んでいるのがこのゲームの魅力でもあります。
例えば、マドラーランドという遊園地のゲームセンターではツインビーのシューティングゲーム、UFOキャッチャー、プリクラ、ハンマーゲームがあるし、レンゲ島では釣りゲームができ、釣れる魚の種類も豊富な上に疑似餌や竿も他種類あるし、他にもダンスゲーム、崖から飛んで的の着地点でアイテムがもらえるゲームや福引・ラジオのクイズなど細かいものも含めてミニゲームだけでも単体でゲームソフトが成立する充実ぶりです。(しかもミニゲームをプレイすると経験値を習得できる)
さらにゲームを攻略する上で選択肢が度々でてきて、選択次第でそれが主要の女性キャラとの仲の親密度が変わってしまうというシミュレーションゲームの要素もあるので、なかなか飽きさせません。


それと声のキャスティングが異様に豪華なのも印象的です。
ツインビー/田中真弓
ライト/山口勝平
ウィンビー/西原久美子
パステル/椎名へきる
グインビー、ミント/伊藤美紀
シーズ/緒方恵美
サリュート/山崎和佳奈
マドカ/國府田マリ子
メローラ姫/井上喜久子
モルテ/日高のり子
フィーレン/南央美
ホワイト/私市淳
マスタード/神谷浩史

と大まかに書きましたが(全部書くのは面倒臭かったので)、当時としてもメインの役をやられている方々が多く、今や売れっ子となっている神谷浩史さんがまだ新人のポジションでいるのも感慨深いところです。


このゲームシューティングのファンからは結果的にあまり評価されなかったため、売り上げが悪く、ツインビーシリーズを打ち止めてしまったらしいんですが、今となっては結構なカルト要素が潜んでいます。
同じ90年代にはアクションゲームのマリオやサムライスピリッツもRPG路線に挑んでいましたが、本格的なRPG路線はその1本のみと記憶しているので、他ジャンルのRPG参戦はやはりハードルが高いのかな。


こんな調子で偶にゲームネタも書いていこうと思います。
それでは今日はこの辺で…