英語を攻略するには、英語の癖を知らなければなりません。

 英語の癖とは?

 「英語の癖」というのは、私が勝手に使ってる言葉ですが、日本語と違う英語独特?の表現があるのです。

 それは、英語には、比喩などの例えが多いこと、そして、言い換えが多いことです。

 例え言葉は日本語に多いですが、言い換えの多さには辟易します。

 代名詞は言い換えの一つとも言えます。
 あっちこっちに、it や them が出てきて頭が混乱するひとも多いのではないでしょうか?

 あとは、同じ意味なのに動詞を変えて表現することも多くあります。
 英文で同じ動詞を繰り返し使うと、変化の乏しい文章だと感じるのだそうです。
 日本語も同じ動詞を繰り返し使うと単調な感じを受けないこともないですが、あえて同じ動詞を使うことでわかりやすくい文章となっていることが多いように思います。



 

I need to study for the future.

あーぁ、ちょっと前の出来事ですが、日ハムが西武に連敗して、CS脱落。
残念。

もはや、日本シリーズには興味なし。

ダルビッシュはどうなることやら。

で、今回は、as usual

なにが、”で”、かはわかりませんが。
とにかく、as usual

The call was anonymous. As usual.

小説の一文です。

イメージ。

ただ、ひたすらイメージ。

って、いうほど長い文ではないですが、小説なので状況をイメージします。
頭の中に映像を浮かべます。

この文の直前までは、ある男女が、乗ったタクシーの運転手に、目的地とは違う場所に連れて行かれ、男女は抵抗を試みます。
タクシーの運ちゃんはピストルを持っています。
で、まぁいろいろあって、結局男女がどうなったかまでは書かれていません。

えー、どうなった?どうなった?

まぁ、こういうドキドキ感がミステリー小説の醍醐味です。

場面は転じて、冒頭の文が、前述の英文です。

anonymousという言葉は、SONYのハッキング事件でも聞かれた言葉ですが、ネットワーク系やWeb系の仕事をしている人にはなじみのある単語かと思います。

電話は匿名だった。いつものように。

こんな感じでしょうか。

読み進めていくと、警察が出てきますので、警察に匿名の電話があったということは、のちにわかります。

でも、As usual.という文の意味がわかりません。

いや、文そのものの意味はわかるんのですが、なぜ、いつものように、なんでしょう?

ちなみに、翻訳本では、

通報者は名乗らなかった。例によって。

と訳されています。

小説的ですね。

通報者というのは大抵は名乗らないものだから、As usualなのか、匿名の通報が続いているから、またかっ!ということなのか、これは、読み進めなければわかりません。

つまり、単文だけの意味が分かったとしても、意味がない、ということもないでしょうけど、意味というのは完全にわかるものではないのです。

それが、言葉です。

おー、言い切ってしまった。

話は転じて。

もうすぐ、TOEICテストの申し込みが開始されますね。
1/29(日)がテスト日です。

TOEICテスト対策は何もしていなかった。例によって。

私の当日の朝の光景が目に浮かびます。







Dont't give up halfway.

英語を理解している人にとっては当たり前のことでも、英語を学ぼうとしている人や学び始めた人、勉強を始めたものの諦めかけている人にとっては、当たり前ではないことがたくさんあります。

そのひとつに、というか、もっともネックになるのが、英語の語順です。

英語の文法の教科書や参考書を開くと、はじめの方に文型の説明が必ずあります。

文型には、第一文型から第五文型まであります。

英語の文の構造を理解する上では、あっても良い知識なんでしょうが、英文を読むにあたって、おっ、これは第四文型だから、とか、第五文型だから、とか、そんな読み方をしていると、読み物のそのものの内容を忘れてしまいます。

ミステリー小説で犯人を見つけ格闘しているシーンやホラー小説で今まさに得体の知れない影が主人公にせまってきているような緊迫したシーン、おいおい、これからどーなるんだよ、ってときに、あれ?これは、目的語だろ、で、こっちは補語じゃないから・・・、なんて考えていたら、流れが断ち切れてしまいます。

先日、Lang-8で、日本語の勉強をしているアメリカの学生が、こいう日記を書いていました。

日本語の語順は英語と違うので、私はいつも日本語を読むときには、文の最初と最後を先に読んでしまう。
これじゃいけないとわかってるんだけど。

ちなみに、英語で書いてました。

そうなんです。

当たり前だと思っている人にとっては当たり前かもしれませんが、英語を話す人が日本語を読むときには、主語のあとに述語、つまり、動詞を探してしまう、要は、文の最後をまず読んでしまうのです。

ほー、外人もそうなんだ、と私は素直に驚きました。

英語を学ぶものにとっても、最初の関門は、英文を後ろから読んでしまう癖が抜けない事ではないでしょうか?

短い文なら、いいんですけどね。

長い文だと、我慢できなくなって後ろから読んでしまいます。
私も。

これが、文章ではなく、会話だとしたら、ぞっとしますね。

相手の会話の内容を、スタックしていかなければなりません。
スタック領域が少なければ、スタックオーバーフローです。
* IT業界以外の人にはわかりにくい表現でごめんなさい。

大原則として、英語は、言いたい事から先に言います。

それから、いろいろなことを修飾していきます。

英文を読んで頭の中で日本語に翻訳する癖が抜けないと、いつまでたっても文の最後まで読まないと意味がつかめない頭になってしまいます。

英語の語順風にしてみると、

私は、なってしまう、頭に、意味をつかめない、読まないと、最後まで、文を、いつまでたっても、・・・。

こんなかんじでしょうか。

ちなみに、ちょっと具体的な数字はうろ覚えですが、世界の言語の中で、日本語のように述語(動詞)が最後にくる言語は約60%あるそうです。英語のように主語のあとに述語(動詞)がくる言語の方が少ないんだそうです。

英語は、事実上、世界の共通言語になっていますが、語順で言うと、英語の方がマイノリティなのです。

そう思えば、しょうがねぇなぁ、英語に合わせてやろうじゃないの、と思えてくるからあら不思議。

え?思えない?

えー、英語が話せないマイノリティにならないように頑張ります・・・。