マセラティクーペが我が家にやってきて1年がたった。

子供がまだ小さいので中々連れ出せないが後悔は微塵もない。
ガレージに収まるクーペを眺めるだけでも幸せになる。
ドライブに繰り出せばそれはもう至福の時間だ。

良くも悪くも強烈な個性のあるビトルボマセラティから厳ついマスク被ったラグジュアリー路線の現代マセラティへの転換期に生まれたマセラティクーペ。

悪名高いカンビオコルサの影響か、世間の評価はあまり高くないがとても魅力的な車だ。

僕が思うマセラティクーペの魅力について書きたいと思う。

【魅力① 巨匠たちの共演】
基本的なエクテリアデザインはジウジアーロが担当し、リア回りはピニファリーナが手を加えている。どちらも外車好きなら知らない人はいないビックネームだ。




流線形なボディは曲線が絡み合いエレガントでとても美しく、不必要な線は一本もない。

フロントグリルやヘッドライトの形状など、往年のマセラティを彷彿とさせるデザインも良い。

クーペの後期型やグランスポーツになると空力パーツを多く纏うが、僕はつるんとしている初期型がクラシカルで好みだ。

イタ車は写真よりも実物が良いというが、マセラティクーペもまさにそうで、写真より断然実物の方が格好いい。

インテリアはエンリコフミアが担当している。
こちらも数々の名車を世に送り出している巨匠だ。


円をモチーフとしたインテリアはかなり個性的だ。
ビトルボマセラティ時代のインテリアは老舗ホテルの調度品のような豪華さがあるが、こちらは海の底にいるような雰囲気がある。
貝のような珊瑚のようなそんな生き物に囲まれているような気がする。

フミアさんがそんなイメージを持っていたかはわからないが、海を統べるネプチューンのトライデントをエンブレムとしている以上、なくはない話だと勝手に思っている。
 


夜のインテリアはよりいっそう色気を増す。
怪しく光る緑色の光は、歓楽街のネオンか、はたまた海底で生きる何かの眼光か。

妄想しすぎではあるが、そんな妄想を引き出す個性溢れるフミアのデザインもまた素晴らしい。

3人の巨匠が作り上げたマセラティクーペ。
こんな車は他にないと思う。