今回ご紹介するのはソ連tier6戦車「KV-2」。
ご存知のとおり,超尖った性能で,使い方を間違えれば鉄屑に,キチンと使えば直射型自走砲として俄然能力を発揮する戦車。
・火力
とんでもない大口径の榴弾砲を搭載できる。
同格はおろか格上に対してもダメージソースになりうる・・・が,1発爆散させるほどの威力があるかというと,使用感からはそこまでではないように感じる。
無論,1発当たればモジュール破壊も含めて効果があることは間違いないが,慎重な運用が必要。
なお,照準拡散は最悪,装填に時間がかかることはご存じのとおりであり,後述するとおり特性を踏まえた運用をしないとそもそも1発も当たらないことになる。
・装甲
車体はKV- 1と同じなので,このtier帯ではきびしい。
砲塔は正面のみそれなりに固いが,側背面は普通に抜かれる。
とにかくいい的になりやすい巨大な形状であること,回避運動に難があることを踏まえると,セオリー通り見つからないようにするか,きちんと隠れられる場所を探す方が良い。
・機動性
最悪,と言われているが,最終パッケージまで開発すれば運用できる程度に速度は出る。
最悪なのは旋回性能であり,砲塔の回転も含めてこれは本当に最悪。
張付かれてグルグル回られると普通の中戦車でも対応不可となりかねない。
・運用について
どうやって運用するか,というより,やってはいけないことを避けるべきかと思う。
(1)単独行動
先にも述べたとおり,1発で爆散させることができないことも多々ある。なんとか1発当てたが逃げるに逃げられず,1両相手にハチの巣にされることもある。
必ず味方の支援砲撃が得られる場所で行動しよう。
(2)早期の見つかる
見つかると,その機動性の悪さや隠ぺい率の悪さから遠距離狙撃を受けやすい。
また,もっさりしていることは周知の事実であるため自走砲の的にもなりやすい。
とにかく,いろんな障害物を盾に隠れて行動する必要がある。
(3)広いところに出ない
本車の運用の真価は,一発当ててすぐに隠れる,その間に味方が制圧射撃等を行うことにある。
とにかく隠れられるところがないと,装填の遅さゆえにダメージ交換は負ける可能性が高い。
そのため広いところにのこのこ出ていくのは自殺行為。
(4)遠距離狙撃
運が良くないと当たらないと思っていい。
よほど自信がない限り遠距離より近~中距離で戦った方が無難。
(5)ハルダウン
砲塔が比較的固いことからハルダウンがいいのでは?とも思うが,思った以上に俯角が取れない(こんなところにも弱点があったのか・・・)。
ちょっとした起伏でアレ,照準できない!ということも多々あるので,アメリカ戦車のマネはしない方がいい。
上記のやってはいけない代表行動の逆を考えると,本車の運用は
「誰かと一緒に行動」し,「平地」かつ「隠れるところが多い場所」で戦い,「チャンスがあるまで粘り強く待つ」ことが大切だと思われる。
そうなると,市街戦が比較的車両特性に合っていると言えるだろう。
上手くリズムが合えばその火力を遺憾なく発揮できることもある。
榴弾使用車両なので,シルバー集めにも一役買うことができるため,丁寧な運用を心掛けたい一両である。