妻は東京では名の知れたレストランの一人娘。


付き合う前に店名を聞いた事はあるがサッパリ知らなかった私、東京出身でも「多摩地区生まれ」の私には都市部の有名レストランなど知るわけもない。


付き合い始めて、数ヵ月後に「父に会ってみて」と言われてお店に行ってみたが、「レストランに行列が出来てる」とビックリしたのを今でも覚えている。


夫婦で始めたレストランはアットホーム、価格もリーズナブルなのが受けて連日行列が出来るらしい。


私は始めて今の「義父」に会い挨拶をした、緊張していて何を言ったか覚えても居ないが、気さくだがどこか職人肌だった事は覚えている。


妻は義父がお店を独立後すぐに出来た子供である。


この店と妻が同時に育った・・・そして妻の「社会不安障害」の原因の一つがこのお店である事は間違いなかった。


妻と結婚したのは22歳の時、社内恋愛でそのまま結婚した。


「25歳までには結婚しよう!」と付き合っていた当時に約束していたが、まあ色々あり3年程早まって結婚。


中小企業の私が勤めていた会社(面倒なので次からC社と書きます)は、「産休」などと言う言葉はなく、妊婦でも時差通勤、時短などの配慮はありません。


1時間30分満員電車の通勤は妊婦には無理と判断して妻は退職しました。


翌年には長女が誕生して、家族3人暮らしが始まる。


20代前半なので貧乏暮らしだったが楽しいボロアパート2K暮らしだった。


当時は駆け出しなので仕事も忙しく、帰宅は21時近く。


知らない土地で友達も居ない、そんな中で22歳の妻が育児と格闘していた。


帰宅した後の夜中にドライブなどに行ったりしてました気分転換に連れ出したりしたが、当時の妻の状況や心境を考えると頭が下がる。


貧乏ながら夢中で走った新婚時代だと思います。