それが優しさだったとして

それが思いやりだったとして

感謝しなければならないとして

ようやくバランスがとれたのだろう

気づいていたのに

気づいていないふりをして

いつかくるこの日を見ないでいた

永遠なんてどこにもない

これまでそうだったように

これまでが奇跡だったのだろう


ほら

望んでたドラマチックな出来事が

起こったじゃないか


それでも君はまだ不満なのかい


人は忘れる

かならず忘れる

数ヶ月前に胸を痛めたことも

今となっては記憶の一部でしかない

だからそんなに気にすることなんてない


きっとお互いに忘れゆくことなんだから


どうせ忘れるならはじめからなければいいのに

神様はそんな簡単には生かしてくれない


ルカは言った
ミチルの思い出がグレーになると

僕はルカだと思ってた

やっぱりルカだったんだろうな

きっと誰にも分からない

きっとそれでも生きてるだけ幸せなんだろう

だから僕は書き続ける

ここだけが僕が僕でいられるから