こんばんわい。



先週は水曜日から元上司の常務殿が出張で入ってきました。


主にやったことは銀行・監査法人などへの挨拶回り(情報収集)。


あと建設途中の工場視察。


挨拶回りは私個人としては済ませてあったが、常務さんからリクエストがあったのでセッティングしたもの。


今回のことで強く思ったのは、一部上場中堅企業の常務という「肩書」はすごい、ということ。


挨拶に行った各社に「本社の部長(常務)が挨拶に伺います」と伝えたところ、軒並み支社長が出席してきました。


出張の日程上、こちらから全て日時を指定したにも関わらず、です。


ちなみに相手さんは“○菱東京UFJ銀行”、“○ずほ銀行”、“○井住友銀行”、“○紅(商事)”、“E○Y(監査法人世界BIG4)”。


特にこっちから先方の社長出席を望んだわけでなく、「挨拶に伺いたい」と伝えただけで、その対応です。


確かに、うちの会社は企業規模からしたら設備投資額は一流企業並みなもので、本社は銀行系から融資させてくれという話が迷惑なくらい舞い込んでいるような好景気が背景にはあるのですが。


それにしても、何も言わずともそれなりの対応で出迎えてくれることに驚きを隠せなかった。


まぁ、その場の話は世間話や情報交換が主であり、生々しい話は一切ないのですが。


正直、今まで身近にいすぎたせいで、その存在というか世間的な立場の立派さについては意識がしたことがなかった。(本人もそういう肩書とか立場については全然固執・執着する人じゃないので、なおさら)


しかし今回のことは、「はは~ん。偉くなるってのは、こういうことね!」と、心に響く出来事でした。




業務については、水曜日の朝から出迎え対応で始まり、金曜日の夜に送り対応するまで一切の日常業務が止まってしまった。


これが辛い。


ただでさえ普段から日常業務に押されまくりで、一息つけるタイミングがないというのに。


でもこれが「海外経理」の宿命のようです。


やはりその常務も言ってました。


「海外経理なんてのは、定時までが庶務(総務・人事面)全般で、定時から深夜が経理の仕事」だと。


「俺は土・日出勤はものすごく嫌うけど、海外に出るとそうは言ってられない」と。


そうなることは行く前からいろいろな経験者にさんざん言われてたのだけど、やはり来てみてやってみないと分からないものですね。


はっきり言って、どれだけ効率よく仕事こなすとか、どれだけ機敏性よく動くとか、どれだけサボらずに真面目にやるとか、そういう次元の話じゃない。


もう全く時間が足りない。


物理的に無理、ってやつ。


本社経理にいた頃、かなりマルチにいろいろな案件を同時進行でこなしてきた自負があったのだけど、そのプライドは今ズタズタです。


立上業務において、やらなくてはいけないことの量(幅)は本社の業務と次元が違う。


強いて言えば、本社での仕事は常に仕事のクオリティが高水準を求められ、「玉成作業」に時間を費やすのが辛いに対し、立上業務では「ベルトコンベアで次から次に流れてくる案件を一つも止められない」ような辛さ。


おまけに言葉の壁です。


英語・インドネシア語がとにかく足を引っ張る。


量産開始(客先納入開始)まで、あと10カ月あるにも関わらず、焦りまくりです。


この感じはどれだけ本社で忠告されてても、海外に出ないと(立上やらないと?)分からなかった。


ただ、純粋に「じゃあ本社と海外どっちが辛いよ?」と問われると今のところ微妙な勝負です。


本社では毎日遅くまで一人や二人で残るのが辛く悲しかった。。。


ま、、、今後死にたくなるような修羅場を迎えることが明白なので、先々まで考えると海外だと思うけど。




そんなこんなで、なかなか気が休まることがない海外。


いつになったら、「よっしゃ、これでひとだんらく!明日から落ち着いて仕事できるぞ!」となるのか。


明日から、一人日本人出向者がやってきます。


今度はその人の受け入れ業務でバタバタです。


そして10月にはもう一人出向者が入ってくる。


11月まで、また全力疾走が見えるよおおおおおおおおおお!!