2012年11月3日「うれしいこと」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

先日、かつて共に働いていたスタッフの仕事ぶりを見ることができて、みんなの成長に心ひそかに心躍り喜ぶ私(笑)。いつのまにか私なんかよりずっとしっかりしていて、頼もしくって、誇らしく。もう何より、何より、うれしいこと。

そして彼らが目の前に見えるものだけじゃなくって、見えない大切なものをちゃんと胸に仕事をしていることがわかって、ジーンと胸が熱くもなった。

それで、それで、その夜私は嬉しくなって泣いたのでした(笑)。その涙は、また私の明日への大きな力になったと思う。ここに長くなっていても、まだまだ「さて、いつ日本に帰ろうか」と日々思う私(笑)。

「迷うことなんかなにもないじゃない、ずっとここにいればいいの。」ってありがたくも言ってくれるクメールの友達もいるけど、そりゃ、天涯孤独で何もかも捨ててここに来たわけじゃない、大切なものがここだけにあるわけじゃない、有難くも帰る祖国、場所がある、だから、だから時には迷うわよ(笑)。でもそう迷えることも、また幸せなこと。

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今日の王宮前は、人が少なめな感じだった。少し落ち着いたのかな。前国王が亡くなった出来事で、カンボジアの激動の歴史を振り返るきっかけができて、ついでに、自分の波乱万丈の小さな歴史まで振り返ってしまったような気がする10月(笑)。

いろんなことを思ったり、考えた。いろいろな方と会ってお話する中にもたくさんの道しるべがあった。特に日々お世話になっている人生の先輩方のその生き様とお話は本当にありがたいもの。

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街を歩きながら、いつもの見慣れた風景を見ながら、自分自身との対話をする。「ねぇ、ここにいたいの?」「ねえ、この風景をまだ見続けたいの?」。ときどき、どんなに歩いても答えがでないときもある、突然答えが出ているときもある。

それで今日は、「こうなったらいいな」って強く答えが出たことがあって、そのことを想って歩いて家に着いていつものようにメールをチェックしたら、その願いが叶う一通のメールが届いていた。

散歩の間に、風船を買う親子を見ながら決まってゆく想い(笑)、私の人生っていつもそんなもの(笑)。

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王宮前や付近で売られていた前国王のお写真、この頃はまた進歩して、額縁入りからラミネートされたものまで!そして、また買っちゃうのよね(←おばちゃん風、笑)。

王宮の横の国立博物館の前で前国王を荼毘に伏すための穴を掘り始めたとのうわさを聞いて、見に行ってみると、確かになにやら穴を掘ってる。

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自分自身の心との対話もあるけれど、我が「腹」との対話も肝心なこと(笑)。とくに体の大部分を胃袋がしめている巨大な腹を持つさとちゃんにとっては(笑)。

こちら、久しぶりに食べた、プラホック(小魚を発酵させたもの)のバナナの葉っぱ包みを焼いたもの。クロサンという柑橘のものが入っていて、酸味があって、ちょっと臭いけど、カンボジアの味そのもの。これ、生野菜と一緒に食べるんだけど、ビールにもよく合う。かつて共に働いていた仲間でこれが好きな人がいて、一緒に何度も食べていたら、私もこれが好物になってしまったという経緯。

このごろ思うこと、「自分が自分であれば、なにも恐れることはない。」って。説明が難しいんだけど、なんかそう思うの。そして、そう思うと、ちょっと強くなれる気がする。気がするだけだけど(笑)。