2012年3月29日「明日という日がある限り」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

高層ビルがどんどん増えていくプノンペン。
ずーっといると気づかないけれど、景色がどんどん変わっているんだろう。

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カンボジア初の42階という高層ビル、未だ建設中。誰もが本当に完成するんだろうかと疑っている?(笑)。私の家の大家さんは「いつか折れるから近寄るな」と言う(笑)。今は28階、29階ぐらいまで到達。まだだいぶあるわよ(笑)。

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今年はアセアン会議のホスト国になるカンボジア。街にもその宣伝が。
昨年のオタワ条約締結国会議 を懐かしく思い出すなぁ。準備を始めたころから、心の中で「最後の大きなお仕事だよな」なんて思いつつ、スタッフとの協同作業に取り組んでいたんだっけ。

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一つの国として、だんだん成長?してゆくカンボジア。ゼロ以下の出発から、がんばる、カンボジア。初めてここに来た1989年を思い出すと・・・・まず感慨深いのは、何より自分がそれだけ年を重ねたこと(笑)。

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中央市場まで歩く。雑多な小路から見える中央市場(プサー・トメイ)をとりまく風景も変わってきたものだ。

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高層ビルが周囲にひとつ、ふたつ・・・みっつ・・・・・・あちらにもこちらにも。ホーチミンやバンコクに比べればまだまだ素朴な首都なんだろうけれど、すごい元気な発展だな~。


お花を見て歩く。でもやっぱり中央市場のお花は高い気がするので買う気になれない(笑)。蓮のお花のアレンジメント、好きだなぁ。


ジャスミンも好きだ。ジャスミンの香りがお家の中にあるだけで、なんだか落ち着くもの。

街は発展してゆくけれど、人は・・・・・人のモラルは・・・・・(笑)。今日も見たなぁ、交通規則を守れないたくさんの人たち、けんか、ぼったくり、人にぶつかっても謝らない・・・・(笑)・・・・ヨガの世界でいうなら「タマシック」80%の「欲望の街」プノンペン(笑)。心の平和のためには、やっぱりおうちに閉じこもるしかないかな(笑)。

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大家さんの鶏肉のお粥。砕いた胡椒を入れて少しスパイシー。今日はあれこれ気をもむことがあって疲れたなーなんて思ってアパートメントに帰り着いて、すぐに温かいお粥をいただいてありがたい。お肉だってありがたく頂いちゃうんだもん(笑)。

何もかも失ったと思う日があったとしても、きっとどうにかなる。
心に痛みを抱えても、生きてさえいればね、いいこともある。
そうそう、明日という日がある限り。
23年、この街を見るとそう思うんだ。