「雨の神様、私たちの結婚式にどうか雨を降らせないで。」 | カンボジア的スローライフ

カンボジア的スローライフ

スローダウンしてみると見えてくるものがある。ありふれた日常のささやかな出来事。人生って、そんなささやかな暮らしの一つ一つが集まったもの。だから、その一つ一つを大切に暮らすことができたらいい。マンゴーがたわわに実る国、カンボジアからの発信。

先日、カンボジアではこの時期に珍しく2,3日も長雨が続いた。その日に結婚式を予定していた新郎新婦たち、カンボジアにある言い伝えに基づいて、「どうか雨が降らないよう」雨の神様にお願したそう。


それは、結婚式の前に雨の降りそうな空のときに、レモングラスを逆さに土に植えて、空を支えてもらうということ。葉のほうを土に埋めて、根っこのほうを空に向けて土に植えると、昔からの言い伝えで結婚式に雨がふらないのだと。


先日は政府もお触れをだしたくらい、異常な乾期の雨。空模様を心配したカンボジアの新郎新婦の多くが、二人でレモングラスを逆さにして土に埋めたって。


なんだかいいな。

新聞に載ってた。


でも、新聞も現代的になったもの。「レモングラスを逆さに植えても、あれは、低気圧の影響だから、雨を降らせないということはできない。」とあっさり(笑)。うふふ、いいじゃないの、日本だっていまだにテルテル坊主つるすものね。


カンボジア的スローライフ

ちなみにこれは、レモングラス・ティー。といっても、レモングラスにお湯を注いだだけ。レモンみたいなとっても爽やかな香り。