小さな街だけど、これでも一国の首都。
プノンペンを歩くと見えてくる風景・・・シリーズにしたら、毎日ブログを更新しても間に合わないくらい、トピックはいっぱいある。
私のアパートメントから歩いていかれる王宮前広場。王宮前の警備のおじさんは、鉄砲の先に鋭い槍がついた武器を持って不動で立つ。刺されやしないか？と恐る恐るカメラを向けると・・・・おじさん、顔がにやける・・・・・・やっぱりカンボジアだ（笑）。
大好きな川沿い。リバーサイド。大学に通っていたころは、ここによく遊びにきて、ジュースを飲んでおしゃべりして帰った！そんな学友たちも、今はそれぞれの故郷で、それぞれの人生。結婚して子供ができた学友も少なくない。うれしいことだわ。職なし、金なし・・・は変わらずみたいだけど（笑）。
昔はなかったトゥクトゥクも今はたくさん走り、むしろ、昔はいっぱい走っていたシクロがずいぶん減った。旧国会の前の道の風景もちょっと都会的な風景になったかな。お坊さんをどこでも見かけるのは、前と変わらぬ風景。仏教、確かに息づいている。でも、韓国からのカトリックとか？？？な宗教の布教活動はすさまじい。かなりの韓国人が布教のためにカンボジアにきている、大学にもはいって、若いまだ何も知らない学生を勧誘している。クメール人はもらうものだけもらって、お祈りをして、でも心は仏教・・・って感じだけど。
観光客の歩く王宮前道路。「冷たいジュースはいかが？」とクーラーボックスに冷えた飲み物を入れて売り歩く売り子さんがずらり。もちろん、カンボジアに自動販売機はない。あったら、きっと機械ごと一晩で盗まれてしまうんだろう（笑）。
「ポーン・モアン・アーン・プソム・クルーン・ピセッ・チュゴイ・チュガインニュ」（特製材料配合！焼きたまご～美味しいよ～）のお兄ちゃんも仮面ライダーが乗りそうなサイドカー？付きの特製バイクで走る。クメール人は、よく冗談で、「プソム・クルーン・ピー・セッ」（馬からとった材料配合！）って何を混ぜてんだよ～怖いよ～と笑っている。
ベトナム人学友は、「あれは、朝から晩まで太陽に当たって、腐っているに違いないから、絶対食べるな」という。
かりんとうと茹で鶉の卵を肩から下げて売り歩くお兄ちゃんの後ろに、怪しげな馬と犬の人形が首をこっくり、こっくり上下に振りながら登場。きっとベトナムあたりから来たに違いない。お盆に載せて首が揺れるように運んでくるなんて、つい欲しくなるじゃないの・・・・しばし、見入る・・・・・・が、お買い上げの勇気なし（笑）。
プノンペン・ウォーキングには、「あぁ、誘惑がいっぱい・・・」。ここに住んで何年たっても、この楽しさは失せることがない。
たらいに入ったドーナッツ。このごろは、こんな道端のおやつ売りも、売るものがハイカラになってきた。はやく、ダンキンドーナッツがやってこないかなぁ。きっと人気だと思うな。・・・・・・・・・この誘惑に負けそうになるけれど、幸いなことに、売り子さんがいない。道端に置き去りのドーナッツ。盗むわけにはいかない（笑）。じっとこらえて、前を通過・・・・・。健康のためのウォーキングにきて、こんなものを食べちゃいけない。
･････････・・・・・・・・・・・・がっ！
誘惑を前に、人の心弱し。いや、食べ物の前に女心弱し。そんじょそこらの男には心揺れずとも、美味しいものには、毎日、毎時、毎分、毎秒、心が揺れてしまうもの。
ＳＷＥＮＳＥＮＳのパフェを前に・・・・・1時間半のウォーキングのカロリー消費を棒に振る・・・・・。数年前からカンボジアで大人気のスウェンセンズ。いつ見ても、結構人でにぎわっている。値段もまあ、そこそこ。こんなパフェが1.9ドル。都会の中流家庭のクメール人なら、出して食べれない値段じゃない。
そして、田舎から出てきて「アイス・クリーム」とは何ぞや？「サンデー」とは何ぞや？と不思議な人用に、ちゃんと、クメール語で説明あり、サンデーの構造図解付き（笑）。
あぁ・・・誘惑に負けた・・・・と反省。スーパーを歩いて、またカロリー消費して帰ろう！
･･･････・・・・・・・・・・がっ！！！
スーパーで、べトナム製だけどドリアン･チョコパイ発見！これは、試食してみなければならない・・・じゃないか！！
かくして・・・・・自宅に戻ったときには、本日のウォーキングの消費は帳消し、どころか・・・・・・。歩きに行かないで、家に閉じこもっていたほうが、健康のためになる・・・・・？の、私の欲望をはげしくかきたてる街・プノンペン・・・・・。
あぁ・・・・・・歩いた意味ないよぅ・・・・・・・・。
ホントに、意味なし芳一。