「じいちゃんと村の子供たち」 ある田舎での朝のこと。腰のだいぶ曲がったじいちゃんがちびっ子たちとなにやら話している。 「じいちゃんが今、この棒で木の実を落としてやるからな。喧嘩しないでみんなで分けるんだよ。えぃっ!」 「じいちゃん、わーい。」 「独り占めだぜ。」もぐもぐ。 「おいらは、スター!食うもんか!」 「おいらは、やっぱり食うべ。」カメラが向いたって、もぐもぐもぐ・・・。 なんでもない、ありふれた村の風景。 だからこそ、かけがえのない、珠玉の時。