善人だけれど貧乏だった、ウチの義父母。
嫁ちゃんが小学校にあがったとき、文房具も買えなくて、クラスメイトから助けてもらっていたことは以前、書きましたね。
次兄と2人、オリンピックスタジアム界隈で子供ながらに空き缶拾いしていたことも。
親戚のなかでも貧しい部類の義父母ですが、なかにはもっと困窮している家もあります。
自分らも貧乏なのに、義父母はそうした親類縁者にもおカネや食料を支援してきました。
敬虔な仏教徒ですから、現世での善行は死後に報われると信じているのでしょう。
フェイスブック命、のカンボジア。
若者たちは、外食先の料理画像とか、競ってアップしています。
日本では最近主にインスタグラムですけど。
でも嫁ちゃんは、そういう投稿が嫌いな、珍しいタイプでした。
ところが数か月前のある日。
愛娘2人といった和食店の画像をアップしたんですね。
そうしたら、ある叔父から、ものすごく汚い言葉での誹謗コメントが。
主旨は「贅沢ぶりやがって!」みたいなもの。
嫁ちゃん、ショックで涙ぐんでいました。
コメントを見たサザエ姉さんはすぐ、怒り心頭でタイから電話してきました。
その叔父、これまで義父母からさんざん、おカネや食料を恵んでもらっているのです。
恩義のお仕着せをするつもりはないですけど、親類縁者間でそういうこと、しますか?
1年前くらいでしたか、田舎に設置された太陽光発電の街灯が次々と持ち去られている、と書きました。
恩義を恩義と感じないんでしょう、カンボジア人って。
施しは受けて当たり前、感謝の念が希薄なのでしょう。
ホント、この国の人々を支援してあげる価値があるのかな?
怒られそうですが、そう感じてしまっている、在住7年目です。